作業療法士は性格が悪いって本当なの?実際の所は?
OTの性格が悪いとしたら、どうしてですか?どういう人なの?
このような悩みを解決します。
今回は、「作業療法士は性格が悪い」というテーマで記事を書きました。
本記事を読めば、なぜ作業療法士は性格が悪いと思われているのか、性格が悪い作業療法士がいるなら、それはどんな人なのかがわかります。
もくじ
作業療法士(OT)は性格が悪いという「大嘘」【優しい人が多いです】
結論ですが、「作業療法士は性格が悪い」という説は大嘘です。
ほとんどのOTは優しいですし、こちら(人事)のクソめんどくさい頼み事や資料請求にも早急に対応してくれます。
なぜ作業療法士に優しい人が多いのかはわかりませんが、採用時に人柄を意識しているからかもしれません。
ちなみに、看護師は頼みごとをされるとキレます。
アイツラキライ。
あくまでも当院OTの話です。職場によって違う可能性はあるのでご了承ください。
当たり前ですが、OTにも性格が悪い人はいます。
しかしそれは作業療法士に限った話ではなく、どの職種においても言えることですよね。
そもそも何をもって性格が悪いといっているのかわかりませんが、人間性において性格が悪い人が作業療法士には多いとされているならば嘘だと断言します。
作業療法士とは毎日のように話をしますが、意地の悪い人や揚げ足取りが趣味みたいな人はいません。
むしろ、作業療法士には穏やかな人が多いです。
人事に対しては、いい顔しか見せていないのかもしれませんが、対策として黒いうわさも入ってくるシステムを作っています。
そのシステムにも引っかからないので、「作業療法士は性格が悪い」説に対して、現実的に否定できます。
実際に、「作業療法士は性格が悪い」という噂の発生源は、悪質なリハを受けた患者さんや、ぞんざいに扱われた実習生でした。
作業療法士に対して恨みがある人が、ネットであることないこと書いて、噂が独り歩きしたパターンでしょう。
嫌な思いをされた人には申し訳ないと思いますが、一部の意見だけを受け止め、それが事実だとは思わないでほしいです。
ちなみに当院の理学療法士には、性格が終わっている人がちらほらいます。
詳細は、【信じるな】理学療法士はプライドが高い上に性格が悪いという嘘!をご覧ください。
作業療法士(OT)は性格が悪いと思われている4つの理由【実例あり】
ここでは、作業療法士は性格が悪いと思われている理由を4つご紹介します。
人事として病院の評判を高めたいので、いろいろ調べました。
作業療法士(OT)は性格が悪いと思われている4つの理由
- 実習生が嫌な思いをさせられた
- 患者さんの書き込み
- ブラックな職場から抜け出せない
- 偉くなったと勘違いする
1.実習生が言いふらした
作業療法士は性格が悪いと思われている理由の1つ目は、実習生が嫌な思いをさせられたから言いふらしたパターンです。
作業療法士や理学療法士、言語聴覚士といったリハビリ職は実習が必須ですよね。
実習にきた学生は、現役の作業療法士にくっついて、きっちり勉強します。
担当になった現役の作業療法士が人間的に終わっていて、嫌な思いをさせられた結果、ネットや学校で言いふらしたようです。
実は当院でも過去に問題になったことがあるので、すぐに納得しました。
- 「なんでこんなこともできないの?」
- 「学校で勉強したでしょ?」
- 「あー、めんどくさい。邪魔だなぁ」
このような発言を実習生にする作業療法士がいて、心に傷を負った学生が来なくなった事例がありました。
これに関しては完全に作業療法士のパワハラなので、すぐに学校に報告してください。
こちらとしても、そのような作業療法士は不要なので、事実確認のあと、すぐに処分します。
OTの実習を乗り切る方法は、作業療法士(OT)の辛い実習を乗り切るための秘策3選でまとめました。
2.患者さんの書き込み
質の低いリハビリを受けたと思い込んだ患者さんが、腹いせで書き込んだという事例がありました。
「リハビリ時間が短く、会話もろくにしてくれない。笑顔がない」といったことが気に障ったようです。
こちらも当院の実例なのですが、自分の考えが事実だと思い込む病気の患者さんだったので、患者さん側にも問題がありました。
作業療法士は常に時間に追われているので、常に最高品質のリハビリを提供できるわけではないのです。
3.ブラックな職場から抜け出せない
作業療法士といっても、職場環境は様々です。
定時であがりが当たり前なホワイト職場もあれば、サービス残業三昧のブラック職場もあります。
前者は心に余裕があるので、良質はリハビリを提供できますが、後者はどうでしょう。
心に余裕のない人が、他者に良質なリハビリを提供するのは難しいと思われます。
ブラックな職場から抜け出せない、心も体も疲れた作業療法士が腐ってしまうのも無理ありません。
ブラックな職場は心を疲れさせて、性格が悪い作業療法士を生み出してしまうのです。
作業療法士は働きに給料が見合っていないので、「やめとけ」といわれることもあります。
詳細は、【閲覧注意】作業療法士はやめとけと言われる理由|現役OTの見解は?をご覧ください。
OTの給料事情が知りたい方は、理学療法士と作業療法士の給料が安い5つの理由【給料を上げる方法は?】をどうぞ。
4.偉くなったと勘違いする
作業療法士は患者さんからすると、医師と変わらないので「先生」と呼んできます。
先生でも何でもないのに、「先生」と呼ばれ続ける環境は、人の心を増長させることがあるようです。
入社前は腰が低い人であっても、先生と呼ばれることで偉くなったと勘違いしてしまい、横柄な態度をとるようになります。
頭の悪い人ほど勘違いしやすいという研究があるので、調べてみると面白いかもしれません。
冷静に自分を見つめ、残念な人間にはならないようにしたいですね。
性格が悪い作業療法士ばかりの職場に勤めている時の対処法
ここでは、すでに作業療法士として働いていて、「周囲のOTは性格最悪なんですけど!?」と悩んでいる時の対処法を2つお伝えします。
心身が疲れる前に、汚れる前に対処したいですね。
性格が悪いOTから逃げる方法
- 異動申請する
- 転職する
1.異動申請する
性格が悪いOTが多い職場に勤めているなら、異動申請すれば離れることができます。
作業療法士の活躍の場は、以下のようにたくさんあるのでご安心ください。
- 訪問リハビリ
- 訪問看護
- 介護老人保健施設
- 回復期病棟の勤務
- デイケア担当
上司を通して人事に異動申請すれば、異動できますが、すぐに配属が変わることはないです。
なぜなら、配属は社員全員の動きが関わるものだから。
すぐに異動したいときは、緊急性をアピールするしかないので、適当な理由をでっちあげましょう。
2.転職する
性格が悪いOTが多い職場で疲弊している方は、転職の方がおすすめです。
なぜなら、完璧に縁を切って0から人間関係をやり直せるから。
性格が悪い人間というのは、ネチネチしていてめんどくさいので、職場ごと変えるのが最も効率的でしょう。
OTは転職に強いので、存分にOT資格を活用できますよ。
転職に失敗したとしてもやり直しがきくのが、医療系国家資格という職種の強みです。
【注意】作業療法士(OT)で性格が悪い人はごく少数です
ここで再度の注意です。
ほとんどいませんし、他のあらゆる職種に関してもいえることですが、作業療法士には性格が悪い人はいます。
ただ、OT全員の性格が悪いわけではなく、むしろほとんどのOTは性格が良いということを知ってほしいです。
実習で辛い思いをしたかもしれません。
リハビリで嫌な思いをしたかもしれません。
それでも、ほとんどの作業療法士はまじめに仕事と向き合っています。
一部の悪質な、低品質な作業療法士だけをみて、作業療法士は性格が悪いなんて思わないでほしいです。
作業療法士は将来性があるので、学生が実習で嫌な思いをしたとしても、簡単に逃げるのはもったいありませんよ。
OTの将来の需要は、作業療法士の就職は厳しい?OT需要は今後高まる一方ですをみればわかります。
まとめ:性格が悪い作業療法士は一部だけ
性格が悪い作業療法士はごく一部であり、多くは性格が良いということをお伝えしました。
1%の作業療法士は終わってるかもしれませんが、99%は性格的に何ら問題のない人ばかりです。
一部のOTに嫌な思いをさせられたからといって、すべての作業療法士がダメでなわけではありません。
最後に本記事の内容をまとめます。
作業療法士は性格が悪いと思われている理由は以下の4つです。
作業療法士(OT)は性格が悪いと思われている4つの理由
- 実習生が嫌な思いをさせられた
- 患者さんの書き込み
- ブラックな職場から抜け出せない
- 偉くなったと勘違いする
性格が悪いOTが多い職場で働いている人がとれる対処法は以下の2つ。
性格が悪いOTから逃げる方法
- 異動申請する
- 転職する
異動して縁が切れない時は、転職すれば解決です。
縁切りと給料アップを同時にできるかもしれません。
転職のやり方や注意点は、リハビリ職におすすめ転職エージェント・サイト5選!32社から人事目線で比較でまとめています。
それでは、今回は以上です。