一度の大学生活にNo.1の選択を与えるサイト

理学療法士は増えすぎ?現状と将来性について解説

理学療法士は増えすぎてるの?将来やばい?

「理学療法士 増えすぎ」って検索サジェストででるけど、どういうこと?

このような悩みを解決します。

本記事をご覧の方は、危機感を持っている方か、「理学療法士が増えすぎってどういうこと?」と現状を知らない方に分かれていると思います。

結論から言うと、理学療法士の増えすぎ問題は今後数年かけて深刻化して、2040年時点では理学療法士として働けなくなる人も出てくるでしょう。

厚生労働省が2040年までの予測を出しているんですよね…

今後も何もしなければ、2040年をリミットに理学療法士として働けなくなる人が出てくるため、「増えすぎ」が問題視されています。

本記事では、「理学療法士の増えすぎ問題」がどういうものなのか、どうすれば将来も生き残れるのか解説します。

【やばい】理学療法士はやめとけと言われる理由と今からすべき対策でもまとめているので、危機感を持ってい方は現状の把握と行動を、まだ知らないという方は知ることからですね。

それでは、本題に入りましょう。

関連記事
【やばい】理学療法士はやめとけと言われる理由と今からすべき対策

理学療法士は増えすぎ?PTの現状と飽和したと言われる理由を解説

まずは、理学療法士が本当に増えすぎているのかどうか、確認しましょう。

実際の理学療法士の人数からご紹介しますね

日本理学療法士協会(2022年9月確認)によると、理学療法士の全体人数は133,133名です。

ちなみに、「2019年度 日本作業療法士協会会員統計資料」によると、作業療法士は62,294名いるので、理学療法士は母数として作業療法士の2倍以上いることがわかります。

ただ、PTがOTの2倍いると言っても、それが「増えすぎ」と言える根拠ではありません。

理学療法士のほうが必要とされる人員が多いため、人数も多くなっているためです。

ではなぜ、「理学療法士は増えすぎ」と言われるのかというと、厚生労働省の調査結果で需要と供給のバランスが崩れると発表されたためです。

下記の表をご覧ください

厚生労働省が平成31年に公開した「理学療法士・作業療法士の需給推計について」から引用したものです。

理学療法士も作業療法士も、どんどん増えていくことがわかりますね。

数が増えることは養成校が乱立した結果でので、必然と言えます。

誰でも簡単に理学療法士になれるようになってしまいましたからね。

数が増え続けることはわかったと思いますが、問題なのは「需要と供給の問題」です

需要があれば供給が多くても平気なはず。

「理学療法士が増えすぎ」と問題になっているということは、供給が多すぎると予測されているためなのです。

理学療法士の需要と供給問題は厚生労働省が算出している

前章で解説した通り、理学療法士の需要と供給のバランスが崩れることは、厚生労働省が発表しているとおりです。

実際の発表資料の一部は下記の通り。

出典:「理学療法士・作業療法士の需給推計について

厚生労働省が公開した「理学療法士・作業療法士の需給推計について」によると、2040年には理学療法士と作業療法士の供給が需要の1.5倍になると見込まれています。

もう、おわかりになった方も多いでしょう。

供給が需要を上回るということは、理学療法士として働けなくなる人が出てくる=失業者が出てくるということです。

一部のPT/OTは、資格があるのに働けないというわけですね。

これまで、安定の象徴であった医療系国家資格の1つである「理学療法士」「作業療法士」の安定神話が崩れると言われています。

理学療法士が増えすぎたことで就職できない可能性が出てきました。

その上、AIやロボットの台頭で働けなくなる人も出てくると予想されています。

この事実を知って、1年目や2年目で転職する若手が急増しているんです

給料が上がらないだけでなく、将来的に働けなくなるかも…なんて言われたら、自分が成長できる環境や給料が良い職場に逃げますよね。

幸いにも、理学療法士なら1年目、2年目でも転職が難しくない傾向なので、正しい判断と言えるでしょう。

関連記事
理学療法士を1年目で辞めたい…【安心して辞めてよい3つの理由】

理学療法士は生活できないとも言われるPTの現状

理学療法士が増えすぎたことで、生活できない?という考えも広がりつつあります。

理学療法士として働けないということは、お金を稼げない=生活できないということになりますからね。

そうならないための対策を、早めにすべきでしょう。

詳細は、下記でまとめているので参考にしてください。

関連記事
理学療法士は生活できないと言われる理由と実態を人事が暴露

理学療法士は増えすぎてやばい?将来性はないの?

では、理学療法士が増えすぎたことで将来性はないのでしょうか?

結論から言うと、理学療法士に将来性がないとは言い切れません。

なぜなら、理学療法士という職種自体には、将来も安定した需要があるためです。

よく考えればわかることですが、理学療法士がいなくなったらどうなるでしょうか?

患者さんは社会復帰できなくなり、アスリートはケアしてくれる人がいなくなるのでけが人まみれになるでしょう。

つまり、いくら理学療法士の供給が増え過ぎると言っても、一定の需要は確実にあるというわけです。

関連記事
理学療法士の就職は厳しい?将来性や需要について元人事が解説

大事なのは、自分が将来も生き残る理学療法士になれるか、という点ですね

増えすぎた理学療法士の中から選ばれるためには、特定の分野で専門性を高めたり、雇用主にとって魅力的なスキルや経験を積む必要があります。

具体的に、理学療法士が生き残るために今からできることをまとめたので、次章で解説しますね。

理学療法士の増えすぎ問題が本格化する前に!生き残るためにできる対策

理学療法士の増えすぎ問題が本格化する前にすべき対策は下記の6つです。

  1. 対処法①:認定資格を取得する
  2. 対処法②:理学療法士の協会活動に参加する
  3. 対処法③:知識・技術の改善を続けて専門スキルを磨く
  4. 対処法④:理学療法士以外のスキルを身につける
  5. 対処法⑤:副業を始めて収入源を複数持つ
  6. 対処法⑥:転職する

大まかに言えば、「生き残るために自分を磨け!」ということですね

なぜなら、理学療法士が増えすぎたことで本当に優秀なPTしか雇われなくなるから。

今はまだ普通の理学療法士でも需要があるので働けます。

しかし、数年後、数十年後はわかりません。

AIやロボットの台頭もありますし、資格があっても雇ってもらえない可能性が高いためです。

今のうちから行動した人が将来も生き残れるでしょう。

関連記事
理学療法士が生き残るためには?増えすぎたPTの将来性と対処法

理学療法士は何歳まで働ける?オワコンにならない?

理学療法士は何歳まで働けるのかというと、定年の60歳~再雇用の65歳まで働けます。

医療系専門職なので、この点においては全職種・業界において最強クラスの安定性といえるでしょう。

まあ、給料においては、理学療法士は年収低いという現実!負け組ではない理由を人事が解説で解説している通り、オワコンなんですけどね…

理学療法士の給料は増えない仕組みになっていますし、転職抜きでは給料アップは絶望的ですからね。

問題なのは、将来的にオワコンなのかですよね

結論、理学療法士がオワコンとはいえません。

なぜなら、理学療法士の需要は底を尽きることがないためです。

たしかに、数が増えすぎていますし、今後の競争力も増すでしょう。

この点においては「オワコン」といえるかもしれません。

しかし、理学療法士が社会に必要な仕事であり、絶対になくならないということは世界中で証明されています。

理学療法士がオワコンなのではなく、オワコンになるPTが出てくるというのが正しい表現ですね

つまり、オワコン理学療法士にならないようにすれば、理学療法士は十分勝ち組を狙えるわけです。

詳細は、【衝撃】理学療法士はオワコンと言われる理由と勝ち組になる方法でも解説しているので参考にしてください。

理学療法士は、やることさえやっておけば、将来も安定した魅力ある職種です。

関連記事
【衝撃】理学療法士はオワコンと言われる理由と勝ち組になる方法

理学療法士をやめてよかった…という人もいるPTの現状

理学療法士の増えすぎ問題や給料安い問題を受けて、実際に理学療法士を辞めた人もいます。

やめてよかったのかというと、人によるのでなんとも言えません。

しかし、一般企業に転職したことで幸せになった人を、僕は何人か知っています。

給料が上がったり、休みが取りやすくなったりと、ポジティブな変化を迎えた人が多い印象です。

関連記事
理学療法士から一般企業に転職する注意点とメリット・デメリット

しかし、全員が理学療法士をやめてよかったと思っているわけではないですよ

当たり前ですが、理学療法士をやめたことで成功する人と失敗する人がいるためです。

理学療法士をやめたことで「やっぱり理学療法士が向いていた!」と気づけた人は出戻りしていますからね。

理学療法士をやめてよかった…と思える人もいれば、そうではない人もいるという理解が正確です。

詳細は、理学療法士をやめてよかった理由と後悔しないためにすべきことでまとめているので、参考にしてください!

理学療法士自体をやめたのではなく、理学療法士として別の職場に転職して幸せになれた人もいます

今の職場が向いていない人もいるので、自分が理学療法士に向いているのかどうなのか、知ることが大事ですね。

関連記事
理学療法士をやめてよかった理由と後悔しないためにすべきこと

理学療法士の転職は何年目にすべき?

理学療法士の転職を何年目にすべきかというと、自分がしたくなったタイミングがベストです。

なぜなら、全員にとって最適な転職のタイミングはないから。

転職しやすい時期というのは、2月・3月・8月・9月あたりですが、あくまでも目安です。

人それぞれ希望する転職先や個人の経験、能力が違うので、一概にこの時期が良いとか、何年目がいいとかはいえません。

詳細は下記でまとめているので、参考にしてください。

関連記事
理学療法士の転職は何年目にすべき?転職に適したタイミングを人事が解説

まとめ:理学療法士は増えすぎ?供給が需要を上回っているという現実

理学療法士の増えすぎ問題について解説しました。

危機感を煽るつもりはないですが、早い段階から行動しておかないと職を失う人が出てくることは事実です。

AIやロボットの影響で、理学療法士以外の職種についてもいえることですからね。

まだ先だから…と後回しにせず、早めに行動することをおすすめします。

もし、現時点で仕事で辛い思いをしていたり、給料に不満があったりするなら転職のチャンスですね

なぜなら、どのみち職場を変えることになる人が多数だから。

転職には年齢の壁もあるので、若けければ若いほど有利です。

行動するなら今が最も成功しやすいでしょう。

今すぐ転職する必要はないですよ。情報収集を今からしておくことで、行動すべきときにしやすくなるということをお伝えしたいんです

判断はあなた自身にお任せしますが、情報収集は転職エージェントに登録(完全無料)して放置でもできるので、登録だけしておくことをおすすめします。

将来、転職したくなったらすぐにできたほうが楽ですもんね。

今回は以上です。