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【初心者でも分かる】クロダイおすすめのエサ6選!選ぶコツまで紹介

1.クロダイの餌に使われているもの

 クロダイは雑食性でエビやカニ、アナジャコなどの甲殻類、貝類や小魚などを捕食しています。また、産卵期の春から初夏にかけてエサを沢山食べます。その時期を狙うと釣れるチャンスが高まります。

 警戒心が強くなかなか釣れない一方で、プランクトンや雨により海水が濁ると警戒心が解け、本来海の中には存在しないスイカやコーン、サナギなどにも食いつくほど好奇心旺盛になる事でも知られています。

 クロダイ釣りでは雑食な事もあり、色々なエサで狙えます。フナムシ、牡蠣やイガイなどの貝類、ザリガニなどもエサに出来るためお金をかけずにエサを調達出来ます。

 しかし1番優れたエサはオキアミです。確かにオキアミはフグやベラなどのエサ取りにやられやすいという弱点を持っています。

 その一方でサナギや練りエサはエサ取りに強く、クロダイの活性が高いときには効果を発揮します。ただしクロダイを専門に狙っている釣り師によるとオキアミが1番クロダイの反応が良いと言っていました。

 ただし黄色いエサに食いつきやすいと言う報告があり、無着色の生オキアミよりも黄色く着色されたオキアミなどが効果を発揮してくれる事もあります。

 従って結論オキアミが有効的なのです。

2.クロダイの餌を選ぶ際の重要ポイント3選

 クロダイのエサを選ぶ際にはもちろん何のエサで1番釣れているのかが重要になってきます。ところが1日に何十匹も釣れる魚では無いのでその傾向が掴めない場合もあります。

 したがってどのような仕掛けで狙いたいかによってエサを決めるのも良いでしょう。一方でどんなものでもエサになってしまう故に「このエサで釣ってみたい!」と思ってもそのエサが手に入らない場合があります。

 例えばクロダイ釣りでは有効なヤドカリの1種、ボケは場所によってはなかなか手に入れることが難しいです。

 また、先程ザリガニもエサになると述べましたが、夏でないと用水路や池、ホームセンターなどで手に入りません。一方でコーンは場所によってはコンビニでも手に入ります。

 したがって、手に入るエサを選ぶのも重要な選び方です。

2-1.何釣りで狙うのか

 クロダイではウキフカセ釣りやダンゴ釣りなど、全国で様々な釣り方が展開されています。ただし釣り方によって使用する餌が異なります。

 例えばヘチ釣りではイガイやフジツボが群生している堤防の際を攻めるため、違和感を与えかねないサナギやコーンを使う事は無く、また投げ釣りやぶっこみ釣りでは身切れしやすいオキアミやボケをエサにする事は難しいです。

 したがってエサを選ぶ際にはまずどの様な釣り方でクロダイを狙うかを決めましょう。

 参考までにそれぞれの釣り方でおすすめの釣りエサをご紹介致します。ウキフカセ釣りではクロダイへの効果抜群なオキアミを使います。その他イソメなどの多毛類もエサに出来ます。

 ただしこれらのエサは他の魚も食いつきやすいです。したがってフグやベラなどのエサ取りの猛攻に会ってしまった時は練りエサを使うのがおすすめです。

 また、ウキを使わずに釣るフカセ釣りもあり、その場合はイソメやジャリメ、モエビが効果的です。

 続いてダンゴ釣りの場合、オキアミやサナギ、ボケやフナムシ、コーンなどを付け餌にして、まわりをダンゴで固めます。ウキフカセ釣りに比べると幅広い種類のエサが使えます。

 一方、付け餌の重みだけで自然な状態で落とし込むヘチ釣りではイガイやカニ、イソメなどを使います。なぜなら岸壁のヘリの生態系(基本的にはイガイの群生で、その隙間にカニやイソメが生息している)を構成する生き物をエサにしないとクロダイが違和感を抱いてしまうからです。

 ですのでイガイではなく牡蠣が群生していたら牡蠣を、フジツボが群生していればフジツボをエサにした方が良いのです。

 また、クロダイは砂浜から投げ釣りで狙う事も出来ますが、その場合はサナギやカットしたスイカ、コーンを使用するのが推奨されています。

 なぜならクロダイは甘いものが大好物な上にこういったエサに反応するのはクロダイしかいない為、本命を釣りやすくなるからです。加えて、オキアミやボケなどを柔らかいエサは遠投する際に身切れしやすくなってしまう為、投げ釣りには不向きです。

 以上からどの様な釣り方でクロダイを狙うかにより使用するエサが変わってくるので、まずは釣り方を選んでみてください。

2-2.何の餌で実績があるのか

 2.1で述べた様に、釣り方を決めることである程度使用するエサも決まってくるのですが、それでも1つの釣法につき候補となるエサがいくつもあり、どれにすれば良いか迷ってしまいます。

 例えばヘチ釣りだけでもイガイやカニ、イソメ、フジツボ等があります。こうした場合は、その釣り場で実績のあるエサを選びましょう。

 例えば鹿島港ではオキアミのフカセ釣りでクロダイが上がっています。茨城県鹿島港以外でもオキアミでクロダイを釣り上げている箇所が複数ありました。

 一方で愛知県常滑ではイワガニのヘチ釣りでクロダイを釣り上げをていました。この他にも奥浜名湖など現地調達したカニを餌にしてクロダイを釣り上げるケースもある事から、様々な餌かある中オキアミまたはカニが好実績という事が分かります。

 一方で神奈川県磯子では練りエサで30cmのクロダイが上がっています。また場所によっては練りエサの中にコーンを混ぜて釣るケースもある様です。

 興味深いのは東扇島西公園です。岩イソメを使ったブッコミ釣りでもオキアミを使ったヘチ釣りでもクロダイの釣果が上がっています。つまり東扇島西公園のように特定のエサではなく色々なエサに反応がある場合もある様です。

 ただし場所によってクロダイの嗜好性は変わるので、事前に情報収集をして実績のあるエサを使ってみるのは効果的です。

2-3.どの餌が手に入るか

 もちろん釣り方やその釣り場での実績によって選ぶのが良いのですが、当然場所や時期によって使えないエサがあります。例えばイガイや牡蠣などの貝類やカニ、フナムシなどです。

 これらは釣り場付近に生息しているものを現地調達するのが基本となります。しかし場所によっては貝類などの採取を禁止している釣り場もあります。また、他の場所で調達してきたとしても採取が禁止されているものと同じ種類を使うと「ここで採ったのか」と勘違いされてトラブルになる可能性もあります。

 したがって採取が禁止されているエサを使うのはやめておきましょう。また、ブッコミ釣りで効果的なザリガニや投げ釣りで使えるスイカは夏は手に入りやすいですがそれ以外の時期ではなかなか手に入りにくいです。

 したがっていつクロダイを狙うかによってエサを決めるのも良いでしょう。

3.クロダイのエサにおすすめの商品6選

 クロダイのエサはイガイやフジツボなど現地調達出来るものがある一方で、オキアミや練りエサなど、商品化されているものが多々あります。今回はその一部と、特徴や使い方などについてご紹介していきます。

3-1.オキアミ(無着色)

 イエローやブルーに着色されていないノーマルなタイプの生オキアミです。集魚剤が混ぜられているものもある為、様々な餌の中で最も食い込みが良いとされているエサです。基本的にはS、M、Lサイズがあり、魚の活性に合わせてサイズを選びます。

 小さすぎると魚へアピール出来ないという声もありますが、活性が低い時は食い込みが悪いのでSS〜Sサイズでも十分です。エサの付け方は、回転防止の為オキアミの尾を切り、その断面からハリを通し刺しし、オキアミがまっすぐになる様にします。

 また、活性が渋くてハリがかりまでいかない場合は、頭を切り取ってしまうのも効果的です。

3-2.オキアミ(レッド&イエロー)

 生オキアミシリーズではイエローやブルーに染色されているものがあります。魚はもちろんエサの匂いにも反応しますが色で食いつきやすさが変わる事もあります。

 特にクロダイは黄色いものを好んで捕食すると言われ、胃の中を開いてみると黄色いエサばかり詰まっていた事もあります。更に、無着色のオキアミでは一切反応が無かったのに、イエローにした途端クロダイがかかってきたという報告もあるので、反応が渋いときに使ってみてください。

3-3.練りエサ

 練りエサでも実績がある釣り場、またはフグやベラなどのエサ取りの猛攻に会いオキアミが使えない場合に効果的です。

 基本的にはオキアミを練り上げたものなのですが、その他にもニンニクパウダーなど集魚効果のある成分が混ぜられています。

 加えて白っぽい練りエサは濁り潮や深場でもクロダイに発見されやすいので釣れやすくなっています。ただし、白色で反応がいまいちな場合は食紅(赤・黄・青など)を混ぜても効果的です。

 使い方は、粉に海水を少しづつ混ぜながら丁度よい硬さになるまで練り上げて、直径1cm程度のダンゴに丸めます。そしてハリをダンゴの中に埋め込めば完了です。

3-4.ダンゴ

 ダンゴ釣りで使用するダンゴの部分には、米ぬかを基本的として、その他に麦やオキアミ、サナギをすり潰したものが含まれている為集魚効果も抜群です。更にフグやベラなどのエサ取りにも強いのが特徴です。

 使い方は粉になっているので海水を徐々に混ぜながらまとまる位湿らせます。そうしたらオキアミやコーンの付け餌を埋める様に団子状にしていきます。

3-5.ボケ

 ボケはヤドカリの1種で、海岸の砂底に身を潜めて暮らしてます。ボケを採取するのは難しいので購入するのがおすすめです。

 水温が低かったり食いが渋かったり、大物を狙いたい時に有効で、オキアミやカニなどでは反応がない時に使用すると抜群の効果を発揮する場合があります。

 使い方は尾にハリを入れて通し刺す方法、尾を折った状態でチョン掛けする方法、ボケが小さい場合は2〜3匹をまとめてハリ掛けする方法があります。

 またボケの身は柔らかい為、エサ取りに悩まされる場合は硬い爪だけをエサにするのが良いです。

3-6.サナギ

 サナギはカイコガのサナギの事で、特殊な液に浸かっている為強烈な匂いがします。サナギはほぼクロダイしか反応しないため、エサ取りが多いときには強いです。

 また殻が硬く身切れしにくい為、遠投したいときにも向いています。取り出したら、水に沈むものをチョイスして使います。水に沈むという事は中身が詰まっているという事だからです。

 使い方は、頭の部分をハサミでちょん切ります。こうする事でサナギのエキスが充満するのでクロダイによりアピールする事が出来ます。それからチョン掛けすれば完了です。