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社労士の難易度は?社労士試験の勉強を始める前に知りたい年収やメリット

人事部や総務部に配属されて社労士に興味を持った

社労士ってどんな資格で難易度はどれくらい?

この記事では、社労士になるために必要な社労士試験の難易度や、試験を受けるメリット・デメリットを紹介します。

最後まで読めば、社労士と自分のキャリアを考えて、行動につながるヒントを得られるでしょう!

1. 社労士とは企業の人材の採用から退職までのサポートを行う人

社労士の正式名称は、「社会保険労務士」といいます。

「労働及び社会保険に関する法令の円滑な実施に寄与するとともに、

事業の健全な発達と労働者等の福祉の向上に資すること」

全国社会保険労務士会連合会 「社労士とは」より引用)

社労士とはわかりやすく説明すると、企業の「総務部や人事部」のやっている仕事のプロです。

総務のやっている、労働保険や社会保険の書類まわりや、人事の担当するような採用や労働条件に関する業務などに精通していることを証明するのが「社労士資格」です。

2. 気になる社労士の年収や給料

せっかく試験を受けて、キャリアアップや転職を考えているのですから、気になるのが社労士の年収や給料ですよね。

厚生労働省の「平成29年賃金構造基本統計調査」によると、社労士の平均年収は527万円でした。

社労士の給料としては、月給30万円で賞与が100万円ほどということになります。

国税庁の「平成30年分民間給与実態統計調査」によると、サラリーマンの平均年収は441万円だったので、社労士の平均年収は100万円ほど一般的なサラリーマンよりも高いということがわかります。

勤めている会社規模・勤続年数・勤務形態によって差はありますが、社労士は300万円台〜900万円台に収まる人が多いようです。

3. 社労士試験を受けるメリット3つ

  1. 国家資格の士業なのでキャリアアップにつながりやすい
  2. 実務経験が必要なくて受験資格も満たしやすい
  3. 自分の身を守るのにも役立つ労働や社会保険の知識がつく

3-1. 国家資格の士業なのでキャリアアップにつながりやすい

社労士は、社会保険労務士法(社労士法)に基づいた国家資格者で、弁護士や司法書士、税理士とも並ぶ8士業のうちの1つです。

労働に関する法律を扱うプロフェッショナルで、企業からのニーズが高く、資格があると転職にも有利になります。

社労士試験の日程は、毎年8月の最終日曜日ですが、受験回数に制限はありません。

受験料は振込手数料込みで9,200円で、社労士の登録料6万円ほどかかります。

(出典:全国社会保険労務士会連合会 社労士の登録申請について

3-2. 実務経験が必要なくて受験資格も満たしやすい

社労士試験の受験資格は、4年制大学・短大を出ていれば学部を問わず得ることができます。

特別な学校や学部を出ていなくても、実務経験がなくても目指しやすい国家資格です。

専門学校や高卒の場合でも、実務経験や一定の用件を満たせば社労士の受験資格を得ることができ、年齢制限もないので、合格者の最高年齢は74歳だったこともあります。

受験資格も満たしやすく、年齢や受験回数にも制限がないのは、社労士試験の大きなメリットです。

3-3. 自分の身を守るためにも役立つ労働や社会保険の知識がつく

社労士の試験科目は以下のようになっています。

社労士の試験科目
  • 労働基準法及び労働安全衛生法

  • 労働者災害補償保険法

  • 雇用保険法

  • 労務管理その他の労働に関する一般常識

  • 社会保険に関する一般常識

  • 健康保険法

  • 厚生年金保険法

  • 国民年金法

(出典:全国社会保険労務士会連合会 試験センター社会保険労務士試験の概要

企業で働いている人なら、関係ないという人はほとんどいない法律や労働に関することが出題されます。

そのため、社労士試験の勉強を通して、労働者として役立つ知識をつけることができるのがメリットです。

4. 社労士の難易度は高い!社労士試験を受けるデメリット2つ

  1. 社労士試験の合格率は10%以下
  2. 資格取得後のキャリアパスが限られる

4-1. 社労士試験の合格率は10%以下

令和元年の社労士試験の合格率は、6.6%(38,428人中2,525合格)でした。

過去20年間、合格率が10%を超えたのは1度だけで平成19年の10.6%だけです。

社労士の合格率が一番悪かったのは、平成27年の2.6%で、毎年10%以下にも関わらず、その中でさらにばらつきがあります。

社労士は合格率が低く、さらに毎年の合格率にばらつきがある試験を受けないとなれないのがデメリットです。

4-2. 資格取得後のキャリアパスが限られる

士業なので専門性を深めていくことになりますが、弁護士などとちがって開業などもキャリアパスはかなり限られます。

企業の人事部・総務部で働くか、社労士事務所や社労士法人のスタッフなどが一般的です。

社労士は独立開業することもできますが、税理士などに比べると顧客単価が低いので簡単ではないのが現状です。

よほど「社労士になる」という強い意志がなく

  • 安定して働きたいから手に職をつけたい
  • 年収をあげたい

といった理由だけで目指すのであれば、おすすめしません。

5. 社労士のコスパとやりがい

社労士は、年収や資格の難易度を考えて「コスパのいい資格」と言われることも多いです。

社労士資格を持っていないとできない独占業務があるほか、企業と労働者の両方に頼りにされる仕事にやりがいを感じる人も多いです。

労働環境の話題も増える中、社労士の働きは多くの人に影響を与えています。

6. 社労士試験を独学で対策するのはコスパが悪い

一般的なサラリーマンよりも平均年収が高く、安定していてコスパもいい社労士ですが、試験の合格率はとても低いです。

また社労士試験は、受験者のうち学生は1%以下になることも多いので圧倒的に働きながら受ける人が多いです。

普段の仕事も続けながら難関の国家試験の試験対策をするので、「時間を無駄にしないこと」が一番重要になります。

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