言語聴覚士だけど患者が気持ち悪い…これはダメなSTなのかな?
どうすれば嫌われない言語聴覚士になれる?人間関係で悩みたくない…
このような悩みを解決します。
言語聴覚士の中には、患者さんのことが気持ち悪いと思ってしまう方がいます。
慣れれば問題ないのですが、慣れるまでが大変なんですよね。
患者さんのことが気持ち悪いと思ってしまう言語聴覚士は、全くダメではありません。
経験と適性の問題があるためです
それでは、どのような言語聴覚士がダメで、周囲から嫌われ気持ち悪いと思われてしまうのでしょうか。
本記事では、周囲から嫌われるダメな言語聴覚士の特徴と、そうならない方法をご紹介します。
言語聴覚士を続けてもいいのか、目指してもいいのか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
もくじ
気持ち悪い!嫌われるダメな言語聴覚士(ST)の特徴
周囲から嫌われて、気持ち悪いと思われてしまうダメな言語聴覚士の特徴は下記のとおりです。
- 1:威圧的な態度
- 2:他者の意見を否定する
- 3:思いやりがない
- 4:ミスを繰り返す
- 5:向上心がない
1つずつ解説しますね。
1:威圧的な態度
ダメな言語聴覚士の特徴の1つ目は、威圧的な態度をとることです。
言語聴覚士は、患者さんと同じ目線で接する事が重要ですよね。
威圧的な態度をとると患者さんとの信頼関係は築けません。
また、スタッフからの信頼も得られないでしょう。
ベテランに多い傾向ですが、無意識に他者を見下していないか、反省することをおすすめします。
2:他者の意見を否定する
ダメな言語聴覚士の特徴の2つ目は、他者の意見を否定することです。
否定することは、誰に対してもしないことをおすすめします。
なぜなら、否定された方のメンツやプライドを傷つけてしまうから。
否定されたときは、なんとも言えない苛立ちやショックを感じますよね。
他人を否定ばかりする人は、共感能力が低く、避けられやすくなります。
3:思いやりがない
ダメな言語聴覚士の特徴の3つ目は、思いやりがないことです。
言語聴覚士は奉仕の精神で患者さんに接しますよね。
それ以外にも、気遣い・ホスピタリティが求められます。
スタッフに対しても同様です。
思いやりがないと、スタッフから敬遠されやすくなり、関係に溝ができてしまいます。
4:ミスを繰り返す
ダメな言語聴覚士の特徴の4つ目は、ミスを繰り返すことです。
何度も同じミスを繰り返すことは、社会人としてありえません。
なぜなら、周りに迷惑をかけているから。
他者の時間を奪っていますし、いずれは重大な事故を起こすかもしれません。
もちろん、人間は誰でもミスをするので、ミスするなといいたいわけではないですよ。
ミス=悪ではなく、ミスをしたら次につなげる努力が必要です。
5:向上心がない
ダメな言語聴覚士の特徴の5つ目は、向上心がないことです。
なぜなら、リハビリは日々進歩しているから。
向上心がなければ、いつまでも過去の成功体験にとどまり、進歩しません。
医療業界では、進歩しない=衰退を意味します。
向上心がなければ成長もないので、ダメな言語聴覚士と思われるでしょう。
参考:言語聴覚士に向かない人の特徴は?|STに向いている人との違いを人事が解説
気持ち悪いなんて言わせない!一人前の言語聴覚士(ST)になる方法
それでは、どうすればダメな言語聴覚士にならず済むのでしょうか。
下記4つを実践すれば、嫌われることがないでしょう。
- 1:コミュニケーションを取る努力をする
- 2:他者を否定しない
- 3:相手の立場や気持ちを思いやる
- 4:常に向上心を持つ
1つずつ解説します。
1:コミュニケーションを取る努力をする
コミュニケーションを積極的に取ることで、嫌われずにすみます。
なぜなら、嫌われる原因のほとんどはコミュニケーション不足だから。
相手を理解していないから、好き嫌いが生まれるんです。
患者やスタッフを知るために、積極的にコミュニケーションを取りましょう。
しかし、何でもかんでも絡むのはやめるべきです
めんどくさい、うざいと思われてしまいます。
あくまでも適度な距離感で、周囲のスタッフや患者さんに接してくださいね。
2:他者を否定しない
他者を否定することも避けましょう。
否定されていい気分になる人なんていません。
また、無駄に敵を作ることになります。
相手が非論理的なことを言っていたり、矛盾していたとしてもスルーでよいのです。
そうすれば、相手はあなたのことを受け入れてくれます。
3:相手の立場や気持ちを思いやる
相手の立場や気持ちを思いやることで、好かれやすくなります。
相手に嫌なことをされて、「こういう事情があったのか…」とあとから知って許した経験はありませんか?
これを普段からすることで心が穏やかになり、自然と人が寄ってきます。
人間は、自分に優しくしてくれる人を好きになりますからね。
4:常に向上心を持つ
常に向上心を持ち、改善と反省を続けましょう。
その姿勢を周りに見せることで、印象が良くなるためです。
医療に終わりはなく、日々進歩しています。
今に満足するのではなく、常に患者にとってのベストを考えて精進しましょう。
言語聴覚士(ST)だけど患者が気持ち悪い…私ってダメなST?
言語聴覚士として接している患者が気持ち悪いと思っていても、ダメな言語聴覚士ではありません。
なぜなら、誰でも通る道だから。
言語聴覚士が接する患者さんは、脳機能に障害を持っている方も多く、下記のような言動をすることがあります。
- 突然キレる
- 怒鳴り散らす
- 殴りかかってくる
- 噛みついてくる
- 会話ができない
- 糞便を食べる
言語聴覚士が対応する患者は、上記のような行動を取ることがあります。
これまで生きてきた中で接してきた人たちとは全く違うので、慣れるまでは経験と時間が必要なのです。
自分の常識とはかけ離れた世界に飛び込むので、気持ち悪いと感じるわけですね
患者さんを気持ち悪いと思う人は、1年目の新人言語聴覚士によく見られます。
つまり、誰でも通る道なので、それほど悩む必要はありませんよ。
みなさん、口に出さないだけで同様に悩んでいますからね。
時間と経験が足りていないだけですので、患者さんを気持ち悪いと思う自分はダメな言語聴覚士なんだ…なんて卑下しないでください。
言語聴覚士(ST)だけど患者が気持ち悪いときの対処法は?
言語聴覚士として、患者さんが気持ち悪いときの対処法は、「慣れるまで働くこと」だけです。
時間をかけ、経験を積むことでしか解決できません。
根拠は、筆者が人事として1年目の新人言語聴覚士さんたちと話してきた結果、全員が2年目には克服していたためです。
リハビリ職は、年に数人「患者さんが気持ち悪い」と悩む新人さんがいます。
彼ら彼女らの悩みを聞くことが業務としてあったのですが、あれ程悩んでいたのに、2年目には何事もなかったかのように働いていましたからね。
様々な患者さんと接するうちに、いつのまにか克服していたようです。
最初は気持ち悪いと思っていた先輩たちも、「慣れるまで働いた」ことで克服しているので、時間と経験で乗り切るしかありません。
コツを1つだけご紹介しますね
患者さんの視点に立って考えてみてください。
患者さんはどういう人で、何があったのか、家族構成はどんな感じか、といったことを知るだけで、気持ち悪さは和らぎます。
今は辛いかもしれませんが、成長の過程だと思って、ほどほどに頑張りましょう。
どうしても無理なら転職することをおすすめします。
言語聴覚士は、転職に強いです。
病院以外の職場もたくさんありますし、患者さんと関わらない言語聴覚士の働き方もあります。
下記の記事では、言語聴覚士の働き方をまとめているので、気になるものからどうぞ!
- 参考:言語聴覚士の転職先は一般企業もアリ?【他職種の転職先実例と注意点】
- 参考:言語聴覚士の病院以外の就職先ランキング|STの資格を活かした仕事一覧
- 参考:言語聴覚士をやめたい…と悩む必要なし!新卒1年目でも堂々とやめられる理由
まとめ:言語聴覚士(ST)の業務が気持ち悪いと感じるなら適性がないかも
言語聴覚士として、残念な人の特徴やそうならない方法を解説しました。
どれも明日からできることですので、できることから実践してみてください。
また、患者さんが気持ち悪いと思ってしまって悩んでいる場合は、ある程度の時間と経験が必要になります。
大抵は1年で慣れる人が多いのですが、2年経ってもだめな場合は、言語聴覚士の適正そのものがないかもしれません。
そうなると、言語聴覚士の業務そのものが苦痛でしょうし、仕事になりませんよね。
そういうときは、言語聴覚士として働ける「別の職場」へ移りましょう。
言語聴覚士は転職に強いだけでなく、臨床以外の職場もあるためです。
せっかく取得した言語聴覚士免許を無駄にしたくないですよね。
まずは、転職エージェントに登録(無料)して求人を探してみてはいかがでしょうか?
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今の職場でつらい思いをしているだけで行動しなくては地獄が続くだけ。
他の職場もあることを知れば、心が楽になりますよ。
今回は以上です。