「オンライン英会話で学習する上で、フィリピン人講師でも大丈夫?」
こんな疑問に答えていきます。
結論としては、フィリピン人でも全く問題ありません。
発音や文法を気にするより、まずは英語が勝手に口から出てくるようになることが優先です。
フィリピン人・イギリス人・アメリカ人でも文法や発音は若干異なります。単語がわかれば理解できるので、まずは英語が自然と出てくるレベルにしましょう。
ということで、オンライン英会話であればフィリピン人が多いので、その辺りの疑問を解消できればと思います。
もくじ
フィリピン人講師の発音は問題ない?
フィリピン人講師の発音に問題はありません。
コールセンターの拠点はインドが世界一だとされてきましたが、最近ではフィリピンが世界一になっていることからもフィリピン人の発音は問題がないことがわかります。
英語力も高いこともありますがそれよりもフィリピン人の講師はアメリカ英語をベースにしているということが大きいです。
フィリピンは1900年頃、アメリカの植民地とされていた歴史からベースはアメリカ英語ということもあり、アメリカ英語を学校で教えられている日本人にとってはヨーロッパのネイティブ講師よりも聞き取りやすいという場合も多いです。
もちろん、イギリス英語が悪いと言っているわけではありません。イギリス英語はとてもクリアーな発音で表現も丁寧できれいだと感じます。
ただ、ところどころ文法や発音が今まで自分がやってきた英語と違うため「あれ?」と内容理解がしにくくなってしまうんですよね。
例えば、「私は朝食をもうすでに食べましたよ。」というときにイギリス英語とアメリカ英語ではこんな風に違います。
- イギリス英語:I have already had breakfast.
- アメリカ英語:I already had breakfast.
私は英語が苦手なのでイギリス英語を見たときは混乱してしまいました(笑)
同じネイティブでも、アメリカとイギリスでは文法や発音が異なることがあるんですよね。
「英語の聞き取りや文法に自信がないよー」という人には、基本的にアメリカ英語ベースのフィリピン人講師はおすすめです。
- Can you speak American accent English?(アメリカの発音の英語を話せますか?)
- I’d like to study American accent English?(アメリカの英語の発音を学びたいです)
などと言えば、意識的にアメリカ英語を話してもらえると思うのでぜひ試してみてください。
フィリピン人がオンライン英会話講師に多い理由は?
オンライン英会話の講師と聞くとアメリカ人やイギリス人の講師を想像する人が多いと思います。
もちろん、イギリス人やアメリカ人のネイティブ講師だけを集めているということを売りにしているオンライン英会話教室もありますが、実際にオンライン英会話をやってみると講師の多くがフィリピン人です。
何故、オンライン英会話の講師はフィリピン人が多いのでしょうか? その理由は2つあります。1つ目は英語力が高いこと、2つ目は人件費が安いことです。
アジアでトップクラスの英語力
私自身調べてみるまでは勝手なイメージでイギリスとかアメリカが英語力高いと思っていたので、ここまでフィリピンの英語力が高かったことに驚きましたが、なんとフィリピンは世界トップクラスの英語力なんです!
フィリピンは非ネイティブスピーカーの実用的なビジネス英語能力を国別に評価しているビジネス英語指数(BEI)で1位を獲得しています。
ビジネス英語指数(BEI)とはアメリカ・カリフォルニア州に本社を置き、オンラインのビジネス英会話学習ソフトウェアを提供しているGlobalEnglish(グローバルイングリッシュ)社が2013年に発表したもので、グローバル企業が拠点を置く際に考慮するひとつの指標とされているものです。
また、フィリピンのTOEFLスコア平均は90(日本は70前後)ということからもわかるようにフィリピン人講師の英語力は決して低くはありません。
人件費が安い
フィリピンの首都マニラの最低賃金(日給)は475ペソ(日本円で約1045円)ということからもわかるように、フィリピン人にかかる人件費が他国に比べると安いことがわかると思います。
「時給じゃなくて日給の最低賃金が1,000円台っておそろしい…」と思いましたが、その分物価も安いようなので問題がないみたいです。良かった。
このように人件費が安いことから受講料の安さを売りにしているようなオンライン英会話ではフィリピン人の講師が多く起用されるということです。
フィリピン人講師の訛りは移らない?
「フィリピン人講師の発音が聞き取りにくくないのはわかったけど訛りがないわけじゃないんだし、自分の発音もフィリピン訛りにならないか不安…」
たしかにフィリピン人講師は訛りが少ないと言ってもないわけではありません。しかし、フィリピン人講師に発音の指導を受けたからといっても日本人訛りにしかなりません(笑)
オペラ歌手や本業の方は別ですが一般人が、『カーロ・ミオ・ベン』や『サンタ・ルチア』を本場イタリア人が歌っている音源をいくら聞いて練習してもどこか日本人っぽい歌い方になってしまうのと同じです笑
フィリピン人講師の指導力は?
フィリピン人講師はタガログ語という母国語がありながら第二言語として英語を身につけているから、どうやって英語を学べばよいのかということを教えることができるのもおすすめポイント。
頭が良すぎてわからないことがわからないタイプの人間とか今までにいませんでしたか?
わからないことがあるから聞きに行ったのに、わからないことをわかってもらえないため、自分の欲しい解説を聞くためにすごく時間を使ったりとか、結局諦めてしまったり…。
ひどいときだと怒ったり、理解できないこっちが悪いと見下したりするような講師もいるんですよね。
その点、同じ経験をしている人の方がわからないことをわかってくれるので、的確なアドバイスもくれるし、「うんうん。そこは分かりにくいよね」と共感してくれるので嬉しかったです。
まとめ
繰り返しですが、英会話を学ぶときにはフィリピン人でも問題なく学ぶことができます。
とはいえ、英会話スクールも星の数ほどあるので、安かろう悪かろうのサービスもあります。
しかし、国籍が何処であれ聞き取りにくい人は聞き取りにくいですし、相性が悪い人は悪いです。フィリピン人だからと忌避しないで、1度授業を受けてみてはいかがでしょう?
訛りもその人が生まれ育った環境を表す個性だと私は考えています。
言葉はあくまでコミュニケーションツールなので、無理にネイティブの発音を目指さなくても自分らしい言葉を色々な国の人に伝えられるようになればとても素敵です。
悩んでいる時間ももったいないので、まずは無料体験を複数受けてみてから決めると良いですよ(^^)
コメントを残す