理学療法士が生き残るためには何をすればいい?将来が不安で…
理学療法士の将来性はどうなの?自分は生き残れない?
このような悩みを解決します。
「理学療法士はやめとけ」なんていわれるようになり、理学療法士の将来性が不安な方も多いです。
結論から言うと、何も対処しなければ、理学療法士として食べていけなくなります。
このように言われる理由はいくつかありますが、主な理由は理学療法士が増えすぎたことですね。
しかし、今のうちから生き残るために行動しておけば、10年後も安定して生活できます。
本記事では、理学療法士が10年後も生き残るための対処法や、将来性についてまとめました。
将来も理学療法士として安定的に稼ぎたい方や、今のうちから行動したい方は、ぜひ最後までお付き合いくださいませ。
もくじ
増えすぎ?理学療法士には将来性がない・やめとけといわれる理由
まず、理学療法士には本当に将来性がないのか、という点からお話します。
結論から言うと、理学療法士に将来性はあります。
なぜなら、高齢社会である限り理学療法士の需要が尽きることはないためですね。
では、なぜ「理学療法士に将来性がない」とか、「理学療法士が生き残るためには?」なんて言われているのか気になりますよね
それは、将来的にすべての理学療法士が必要とされるわけではないためです。
「理学療法士」という職種の将来性はあるものの、すべての理学療法士が仕事をもらえるわけではないため、生き残るためにはどうすればいい?という話になっています。
すべての理学療法士が仕事をもらえるわけではない理由は、大きく下記の2つです。
- 飽和しているから
- 技術革新で代替される恐れがあるから
「①飽和しているから」については、理学療法士が増えすぎているためです。
言われるまでもありませんよね。
「②技術革新で代替される恐れがあるから」については、AIやIoTといったIT革命の影響です。
理学療法士も、IT化の影響で仕事を奪われるとされています。
このような理由もあって、理学療法士はやめとけなんて言われているんですよね…
理学療法士はやめとけと言われる理由の詳細は、【やばい】理学療法士はやめとけと言われる理由と今からすべき対策でまとめているので参考にしてください。
おそらく、知らないと将来的に食べていけないリスクが高いので、把握しておいて損はないです。
関連記事
【やばい】理学療法士はやめとけと言われる理由と今からすべき対策
再度まとめておきますね
理学療法士という職種には将来性があります。
しかし、すべての理学療法士が食べていけるわけではありません。
そのため、理学療法士として生き残るためにはどうすればいい?と騒がれているんです。
理学療法士はオワコンなの?
結論からいうと、理学療法士は「まだ」オワコンではありません。
現時点では普通に就職できますし、需要も将来性もあるためです。
しかし、今後は誰もが簡単に理学療法士として働けるわけではなくなると予想されているため、「オワコン」とも言われています。
理由は前章でお伝えした通り、増えすぎたことと技術革新の影響ですね
今後はうまく立ち回ることが理学療法士に求められるでしょう。
詳細は、【衝撃】理学療法士はオワコンと言われる理由と勝ち組になる方法でまとめているので、参考にしてください!
関連記事
【衝撃】理学療法士はオワコンと言われる理由と勝ち組になる方法
理学療法士が生き残るために必要なこと
それでは、理学療法士が生き残るためにはどうすればいいのでしょうか。
ここでは、10年後も理学療法士として生きていくために、今からできる対処法をご紹介します。
- 対処法①:認定資格を取得する
- 対処法②:理学療法士の協会活動に参加する
- 対処法③:知識・技術の改善を続けて専門スキルを磨く
- 対処法④:理学療法士以外のスキルを身につける
- 対処法⑤:副業を始めて収入源を複数持つ
- 対処法⑥:転職する
1つずつ解説しますね。
対処法①:「認定理学療法士」「専門理学療法士」「登録理学療法士」の認定資格を取得する
将来も理学療法士として生き残るための対処法の1つ目が、認定資格を取得することです。
認定資格とは、日本理学療法士協会が設けている資格のことで、下記の3つがあります。
- 認定理学療法士
- 専門理学療法士
- 登録理学療法士
上記3つは、理学療法士としての専門性を高め、質の高い理学療法を提供することを目的として作られた資格制度です。
理学療法士の数が増えて質の低下が問題視されたことで、このような制度が生まれました。
資格を保有することで、他の理学療法士より優れていることの証明ができます
これから先の時代は、スキルがある理学療法士しか生き残れないため、資格を通した能力のアピールが有効です。
日本理学療法士協会の公式サイトにも載っているので、気になる方は参考にしてください。
対処法②:理学療法士の協会活動に参加する
対処法の2つ目が、理学療法士の協会活動に参加することです。
協会が主催する学会や勉強会に参加することで、知識・技術のインプットができます。
また、活動に参加する人は向上心が高いため、似たような目標を持った人たちとの人脈も作れるでしょう。
個人の時代でこそ、人脈は活きます。
対処法③:知識・技術の改善を続けて専門スキルを磨く
3つ目の対処法が、知識・技術の改善を続けて専門スキルを磨くことです。
専門分野が1つあるだけでも人材価値は違います。
「認定理学療法士」や「専門理学療法士」になるための布石にもなるので、普段からスキルを磨くことをおすすめします。
もし、今の環境で成長できなかったり、身につけたいスキルが身につかないなら、転職すべきでしょう。
生き残れない理学療法士にならないためです。
これから数年で大きく時代が変わるので、悠長なことは言っていられません。
行動は早めにしたほうがよいですね。
対処法④:理学療法士以外のスキルを身につける
4つ目の対処法が、理学療法士以外のスキルを身につけることです。
理学療法士としてのスキルはもちろんですが、それ以外のスキルがあれば人材価値があがります。
理学療法士以外の職種にもなれるというメリットもあるので、積極的にスキルを身につけましょう。
例えば下記のようなスキルは需要があります。
- 社会人としてのスキル
- ライティングスキル
- 投資のスキル
理学療法士は、社会人としてのスキルを学ぶ機会がないので、一般マナーができていない方も多いです。
少なくとも、社会常識マナーは身につけておくべきですね。
ライティングや投資スキルは、副業で身につきます
副業としてお金を稼ぎつつ、スキルが身につくので一石二鳥です。
理学療法士として食べていけなくても、「理学療法士×ライター」なら需要があるので、競合がいない今がチャンスですね。
投資に関しては、定年後も稼ぐ手段です。
NISAやiDeCoもあるのでやらない手はないでしょう。
ライティングは、個人ブログを始めればスキルが身につきますよ
詳細は、理学療法士に副業ブログ(アフィリエイト)はおすすめ?始め方や注意点を解説を参考にしてください。
ブログは初期費用が1000円でもできる、初心者向けの副業です。
関連記事
理学療法士に副業ブログ(アフィリエイト)はおすすめ?始め方や注意点を解説
対処法⑤:副業を始めて収入源を複数持つ
5つ目の対処法が、副業をはじめて収入源を複数持っておくことです。
理学療法士は生活できないと言われる理由と実態を人事が暴露でもまとめていますが、理学療法士の給料は増える見込みがありません。
収入源を複数確保することで生活を守る必要があります。
また、非常勤として働くことで、理学療法士のスキルアップが狙えるメリットもあります。
理学療法士の資格を活かせる副業は、理学療法士におすすめの副業10選!【副業禁止でもバレない方法とは?】でまとめているので参考にしてください。
対処法⑥:転職する
6つ目の対処法が、転職することです。
いわゆる、スキルアップのための転職ですね。
今の職場では成長が見込めないようでしたら、転職することをおすすめします。
上司や先輩の姿を見て、これじゃあ生活がきつそうだな…と思ったら転職のサインです
転職して収入アップしつつ、将来も生き残るための環境にいきましょう。
年収という面では、転職するだけで500万円超えが可能です。
20代でも狙えるので、積極的に行動したいですね。
詳細は、理学療法士が金持ちになる方法を大公開【稼ぎ方とロードマップ】を参考にしてください。
理学療法士の効率的な稼ぎ方をまとめています。
関連記事
理学療法士が金持ちになる方法を大公開【稼ぎ方とロードマップ】
これからの理学療法士に求められるものは「適応力」
理学療法士が10年後も生き残るために必要な能力は、大きなくくりでいえば適応力です。
なぜなら、今はまさに時代が変遷していく過程にあるから。
時代に「適応」するために、適応力が必要です。
適応力の具体例を1つ挙げるなら、個人の能力を挙げておくことですね。
技術革新によって、理学療法士の役割が変わっていくことは、お話しした通りです。
新時代に適応できる人材として、ITを有効活用できる人が重視されるようになります。
現時点で、AI×リハビリに関する知識をインプットしておくだけでも、他の理学療法士と差別化できるでしょう。
ただ、職場や地域によって求められるものは違います。
だからこそ今のうちから自分の周りを見て、備えておくべきなのです。
ここだけは負けないという強みがある理学療法士は、必ず必要とされます。
理学療法士として生き残るためには、個人が努力して必要とされる人材にならなければいけないのです。
参考:理学療法士は何歳まで働ける?PTの定年と長く働くためにすべきこと
理学療法士をやめてよかった…生き残るためには「やめる」という選択肢もある
理学療法士として生きるのではなく、理学療法士をやめるという選択肢もあります。
取得した理学療法士免許を使わずに一般職として生きるということです。
ここまで、理学療法士の将来性や、将来も理学療法士として生き残るためにすべきことを解説してきました。
おそらく、「大丈夫」と思った方もいれば、「やばいじゃん!」と思った方もいると思います。
もし、ヤバいと思ったのならば、理学療法士以外の選択肢も検討すべきです
逃げるのは早いほうがいいですからね。
ただ、理学療法士として生き残れる人が少なくなるというのはあくまでも予測にすぎません。
10年後も20年後も、今のように普通に働けるかもしれません。
未来のことは誰にもわかりませんからね。
もし、今の職場や給料に不満・不安があるなら、転職を考えるいい機会だと思いますよ
理学療法士を辞めてよかった人については、下記の記事でまとめているので、参考にしてください。
理学療法士をやめたらどうなるのかわかります。
関連記事
理学療法士をやめてよかった理由と後悔したことを聞いてみた【退職検討者必見】
理学療法士として生き残るために知っておくべき注意点
理学療法士として生き残るために知っておくべき注意点があるのでご紹介します。
- 注意点①:時間はあまり残されていない
- 注意点②:周りに合わせなくていい
- 注意点③:行動しないと何も変わらない
1つずつ解説します。
注意点①:時間はあまり残されていない
1つ目は、時間はあまり残されていないということです。
なぜなら、毎年のように理学療法士は増えているから。
ライバルは毎年のように増え続けています。
行動するなら早めが良いでしょう。
また、高齢者の増加は、IT化を促進させます。
超高齢社会に対応するために、企業が開発を急ぐためです。
生産年齢人口の不足が深刻化する「2030年問題」が1つの目途ですが、2030年になってからでは手遅れなのは、言われるまでもないですよね。
5年前に当たる2025年が1つの目安ですね
注意点②:周りに合わせなくていい
注意点の2つ目が、周りに合わせなくてよいということです。
理学療法士はチーム医療が根底にあるので、どうしても周りに合わせるようになってしまいます。
それは素晴らしいことなのですが、周りに合わせていては、理学療法士として生き残れません。
なぜなら、競争力を失うから。
周りは何もしていなさそうだし…と思わないでください。
裏で何かしらしています。
幸いにも、現時点では行動を起こしたもの勝ちなので、こっそり行動すべきです。
参考:勝ち組PTに聞いた!最も簡単に理学療法士が勝ち組になる方法
注意点③:行動しないと何も変わらない
注意点の3つ目が、行動しないと何も変わらないということです。
残念なことに、重要なことを知っても行動に移せる人は1%程度といわれています。
しかし、「まだ大丈夫」は、破滅への第一歩です。
「生き残るためにすべきことを知っていたのに…」と、後悔したくないのなら、行動しましょう。
情報収集をするだけでもいいので、行動に移すということが大事です
- 転職に備えて情報収集する
- どんな副業があるのか調べる
- 技術革新がどこまで来ているのか調べる
上記のように、できることから始めましょう。
まとめ:理学療法士の将来は暗くないが、生き残るためには行動しかない
理学療法士が生き残るためにすべきことや将来性についてまとめました。
理学療法士の将来性はあるものの、これまでのように誰もが安定して働ける時代ではなくなります。
そんな時代でも生き残るためには、個人が努力するしかありません。
今のうちから、これからの理学療法士に求められることを探り、必要な人材になるための行動を起こしたいですね。
スキルや経験を積むために、当たり前のように転職する時代がやってきますよ
5年後、10年後の将来も理学療法士として生き残るためには、「今」行動すべきですね。
少しずつ、危機感を持って行動し始める人が増えているので、ライバルが少ないうちの行動が吉でしょう。
今回は以上です。