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大学生ライターになるには?20万稼いだ先輩が始め方・稼ぎ等を解説

文章を書くのが好きだから、学生だけどライターとして働いてみたい

学生ライターになりたいけど、始め方が分からない…

この記事を開いたあなたは、「学生ライター」という仕事に興味があるはず。

面倒な人間関係を無視して、自分の好きな「文章を書く」ことに集中して、さらにお金がもらえれば、なんと最高でしょうか。

とは言っても、お金をいただけるライターになるなんて考えられない…と自信がないのが本音ではないでしょうか。

結論から言えば、学生でもバイト感覚でライターになることは可能です!

とは言われても…

学生ライターになるには何をどうしたらいい?

ぶっちゃけ、いくら稼げるの?

どんな準備が必要かわからない…

という疑問も湧いてくることでしょう。

そこで、今回の記事では、「学生がバイト感覚でライターになる方法」を、現役学生ライターの私が徹底解説していきます。

齊藤颯人

齊藤颯人

この記事を読めば、あなたも今すぐ学生ライターとして働けるようになりますよ!

執筆者:齊藤颯人(@tojin_0115)

1.大学生がライターになる方法

大学生がバイト感覚でライターの仕事をするためには、まず「クライアント」を見つけなければなりません。

しかし、ほとんどの大学生はライターとしての活動経験がないと思います。実際、私も完全に素人の状態から仕事を始めました。

未経験・実績なしの学生をライターとして採用しようという人は、決して多くありません。

なので、何の工夫もなしに「仕事をください!」とお願いしても、ライターになるのは難しい。

ところが、私がこうして記事を書いているように、現役学生ライターはいます。

つまり、「応募の相手や方法」を選べば、学生でもライターとして採用してくれる人がいるということ。

では、具体的な「ライターのなり方」を3つの観点から解説していきます。

  1. クラウドソーシング経由で簡単な仕事から始める
  2. インターンやアルバイト先でライターになる
  3. 自分のコネで仕事をとってくる

1-1.クラウドソーシング経由で簡単な仕事から始める

学生ライター

多くの大学生にとって、一番手軽にライターを始められるのは「クラウドソーシング経由」の道です。私もここから始めました。

「クラウドソーシング」とは、ザックリ言うと「ネット上に仕事を公開し、それを見た誰かに仕事をしてもらう」という方法のこと。

日本では「ランサーズ」や「クラウドワークス」というサイトが有名です。

ここでは、ライティングだけでなく、プログラミングやイラストなど技能を生かした仕事がたくさん公開されています。

仕事の中には未経験や学生であっても採用してくれるものが多くあり、そこから始めていくのが手っ取り早いです。

最初は報酬も安めですが、その分仕事もラクなものが多い印象。

易しめの仕事から始めて、自分がライターに向いているかを確かめるべきです。

実績を重ねていけば、割のいい仕事をできるようにもなります!

1-2.インターンやアルバイト先でライターになる

学生ライター 始め方

最近は学生インターンやアルバイトも充実しており、「学生ライター」の募集もあります。

そうした会社に入ってライターになるというのも、もちろんアリ。

クラウドソーシングに比べると、会社の人と実際に会って作業をするのでスキルは伸びやすい傾向にあります。

ただ、面接や入社試験などをクリアしなければならず、難易度はやや高め。

加えて、

バイト学生ライターの苦難
  1. 出社が義務付けられている
  2. 報酬が記事ごとではなく時給である
  3. 向いていないと分かっても辞めづらい

という例も聞いたことがあるので、手軽さでは劣ります。

1-3.自分のコネで仕事をとってくる

学生ライター

出版系の知り合いがいれば、その人のコネで仕事をもらうこともできます。

コネで得た仕事は、あらゆる点がクラウドソーシングのものとは桁違い。

実際、私の友人にはヤフーニュースに記事を掲載している学生ライターもいます。

しかし、言うまでもなく出版系の知り合いがいる大学生はごくわずか。

さらに、たとえ居たとしても「ただの大学生」に仕事は振ってくれません。

たいてい、そうした学生はいわゆるインフルエンサー。

すでにインフルエンサーであるならこの方法は有効ですが、そもそも有名な学生は黙っていても仕事が勝手に舞い込むもの。

真似をするのは難しいでしょう。

2.ぶっちゃけ、大学生ライターは稼げる?

「大学生でもライターになれる」

ということは、ここまでの内容から分かってもらえたでしょう。

しかし、やはり仕事としてライターをするからには

「ぶっちゃけ、いくら稼げるの?」

ということが気になります。

そこで、ここでは

「実際に現役学生ライターとして活動する私がいくら稼いでいるのか」

を中心に、学生ライターの稼ぎについて解説します。

2-1.原稿料は「1文字いくら」という単位で支払われる

ライターの原稿料は「時給制」ではなく、「原稿ごと」に支払われることが大半。

さらに、原稿を構成する文字数に応じて報酬が決まるため、ライターの間では「文字単価」が報酬の目安になっています。

ライター報酬例

1記事(3000字)の仕事をこなしたとして、文字単価が1円であれば原稿料は3000円。 しかし、文字単価が0.1円だと、同じ記事を執筆しても原稿料が300円になってしまうのです。

つまり、稼げるライターになるには「文字単価の高い仕事をする」ことが一番の近道になります。

2円以上となってくると、単に文章を書くだけは厳しいです。

マーケティング視点が考慮された文章であったり、専門性のあるテーマでないと文字単価が上がりません。

景気の良いメディアによっては支払ってくれる可能性があります。最初から下手に出過ぎないのもコツです。

齊藤颯人

齊藤颯人

ちなみに、私の場合は原則「文字単価2円」以下のお仕事は受けていません。ここが一種のラインのように思います。

2-2.ぶっちゃけ、原稿料の相場は低い

「よし、稼げるライターになるために文字単価の高い仕事をしよう!」

という発想は間違いではないのですが、最初のうちは「文字単価1円」の仕事を得るにも苦労します。

実際、クラウドソーシングで募集されている仕事の文字単価は、1円未満のものが半分以上。

中には、先ほど例えたような文字単価0.1円の仕事なんかもあります。

ライターには最低時給という概念がないので、場合によっては「時給にすると100円未満」なんてことになってしまうかも…。

低い報酬で働くライターは珍しくなく、「ライターは稼げない」とも言われます。

2-3.しっかりと取り組めば、学生でも稼げる

「ライターが稼げない仕事なら、学生ライターはもっと稼げないのでは」

と思ったそこのあなた。

確かに、学生だと書けない分野の仕事も多く、報酬の平均は低いかも。

しかし、ライターの世界は「学生だから」という理由で報酬を抑えられることはありません。

実際、私の場合は月に20万円ほど稼ぐこともあります

時給1,000円のアルバイトであれば200時間働く必要がありますが、私の労働時間はだいたい80時間ほど。

しかもほとんど在宅で、働く日も自分で決められます。

時給にすれば2,500円。学生アルバイトとしては破格です。

2-4.まずは文字単価1円・月5万円ライターを目標にすべき

私の場合は「本気でフリーライターとして独立すること」を目指しているので、もはやバイトではなく仕事。

なので、バイト感覚で取り組む場合はもう少し目標を下げるべきです。

一種の基準としては

「文字単価1円・月5万円ライター」

を目指すといいと思います。

文字単価1円であれば、私の場合

・何か詳しい分野(映画・音楽・ドラマなど)

・多少の執筆実績(ブログでも可)

だけで仕事をもらえましたし、稼ぎもそこそこでした。

文字単価1円の場合 一時間に1,000字、週3日4,000字の記事を書くと仮定すればだいたい5万円。

時給は1,000円ですが、

・在宅

・仕事時間が自由

であることを考えればホワイトバイトでしょう。

齊藤颯人

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慣れてくると一時間で書ける字数も増えてくるので、時給はもっと高くなります。

3.学生ライターになるための準備

ここまでの内容を読んで、「よし、ちょっとライターになってみようかな」とお考えのあなた。

決意は素晴らしいのですが、「学生ライターになるための準備」を詳しく知っていますか?

「文章の書き方を勉強する」のはもちろん、それ以外にもさまざまな準備をしておいたほうが無難です。

ここからは、具体的にどんな準備が必要なのかを解説していきます。

3-1.自分用のパソコンとOfficeを買う

ライターが文章を書くのは、ほぼ100%パソコン。少なくとも、私はそれ以外の方法で書いたことがありません。

なので、家族や大学のものではなく、自分用に一台買っておくことをおススメします。

外出先でも仕事をすることはよくあるため、できればノートパソコンやタブレットで。

さらに、大学で使ったことはあるであろう事務用ソフト「Microsoft Office」も必須。

パソコンを新調する場合には、Officeがセットのものを買うべきです。

3-2.確定申告の準備

会社に属さずクラウドソーシング経由で仕事をすると、収入を記録して税務署に提出する「確定申告」を行わなければなりません。

学生でも所得金額(収入から経費(仕事関係に使ったお金)などを引いた金額)が38万円を超える場合には申告が必要です。

バイト感覚といえども、月5万円を稼ぐような働き方をすればすぐに超えてしまうライン。

私も、去年の収入と経費をまとめて申告に向けた準備を行っている最中です。

確定申告に備えるためには
  1. 税務署に「開業届」を提出する
  2. 収入と経費を記録する
  3. 仕事用と普段使いの銀行口座、クレカを分ける
  4. 確定申告に関する情報を勉強する
  5. カンタンに申告書類を作成できる会計ソフトを購入する

といった動きが必要。

さらに、扶養に入っている場合は家族の税金にも関係してきますので、家族ともよく相談しなければなりません。

3-3.ブログを立ち上げる

学生ライター

これは上の二つに比べると必須でもないのですが、私はライターになると同時に「ブログを立ち上げること」をおススメします。

なぜなら、ライターにとってブログは「実績発信の場」になるから。

基本的に、普段は「これを書いてください」と言われたことを書くのが仕事なので、好きなことはなかなか書けません。

しかし、自分のブログでは自分の好きなことを書けます。

なので、「将来こんな仕事をしたい」という思いをもってブログで表現していると、実際に似た仕事を得ることができます。

私も、ブログ内の記事やブログ運営で得た経験をもとにいただいたお仕事は少なくありません

また、ブログを使って過去に自分が書いてきた記事やプロフィールをまとめておくべき。

「私はこんなライターです!」ということを、クライアントに伝えやすくなります。

4.大学生がライターになるメリット

ライターになるからには、

「学生ライターになると、お金以外にどんなメリットがあるの?」

という点も知りたいのではないかと思います。

結論から言えば、「学生がライターになるメリットは多い」です。

ここでは、学生ライターが得られる様々なメリットをご紹介します。

4-1.文章力が上がり、レポートが書きやすくなる

まず、学生ライターとして活動していると「文章力が上がる」というメリットがあります。

仕事をする中で他人に文章を見てもらう機会が増え、アドバイスを貰えるからです。

ライティングで得た文章力は、仕事だけでなく学生生活の様々な場面で役立ちます。

具体的には
  1. レポート
  2. 卒論
  3. エントリーシート

などを書くのが得意になると思います。

実際、私は「4,000字のレポート」と言われても全く怖くなくなりました。

毎日書いている文量以下なので、「逆に、そんなもんでいいのか」という感じ。

4-2.ウェブメディアに詳しくなる

学生ライター

クラウドソーシングなどで任される仕事は、ほとんどがウェブメディアの記事執筆。

なので、仕事をしているうちにウェブメディアに詳しくなります。

ウェブ関係の仕事では「ウェブ上で記事を多くの人に読んでもらう工夫」がすごく大切。

クライアントから指示があることも多く、逆にある程度知らなければ仕事になりません。

私も、この分野に関しては全くの素人でした。

しかし、今では「SEO(検索エンジン最適化)」や「Wordpress(サイト作成ツール)の使い方」といったメディア運営に必要な知識を得ています。

そのため、今は何の話をしているかわからなくても大丈夫。仕事をしているうちに身につきます。

4-3.就活に生きる

学生のうちから意識高くライターとして仕事をした経験は、就活に生きます。

ライターの仕事には就活に役立つ要素が盛りだくさん!
  1. 営業
  2. 執筆
  3. ビジネス連絡
  4. 会計

などの要素があるため、就活につながることを学べます。

さらに、「ライターとして仕事をした」ということ自体も人事ウケがいい。

しっかり活動していれば、ESや面接のネタには困らなくなります。

齊藤颯人

齊藤颯人

私でさえ「大学生なのに意識高く働いていてスゴイ」と褒められることも。

5.大学生がライターになるデメリット

「大学生でライターになるのは、デメリットもあるんじゃないの?」

そう思ったあなたの考えも正解です。

先ほど紹介したような様々なメリットがある一方、確かにデメリットもないわけではありません。

下手な気持ちでライターになると、以下のようなデメリットに直面するかも。

5-1.いつでも仕事や連絡ができるので、オン・オフが切り替えづらい

学生ライター デメリット

ライターの仕事をしていると、

・仕事への応募

・仕事に関する質疑応答

・原稿の修正

・報酬のやり取り

で、他人と連絡する機会が格段に増えます。

大半は電話ではなくメールやチャットアプリですが、一日に何通も連絡をしなければならないことも。

さらに仕事時間も決まっていないため、「仕事とオフの区別がなくなる」ことが多いです。

なので

・オンとオフをしっかり分けたい人

・自己管理ができない人

には、向いていない仕事かもしれません。

5-2.友達や知り合いは増えづらい

学生ライター デメリット

インターンやアルバイトの場合、職場では様々な出会いがあります。

しかし、ライターの場合は直接会わずネット上だけで仕事が終わることも。

なので、出会いの機会は少なくなるかもしれません。

ただ、学生ライターとして頑張っていると、物珍しさに注目してくれる人が出てきます。

私の場合、むしろライターになってから貴重な出会いが増えました。

5-3.プロ意識や最低限のビジネスマナーがないと、仕事がなくなるかも

我々は学生といえども、クライアントからすれば「ライター」として見なされます。

当然ながら「文章のプロ」として期待されることになるので、それに応えなければなりません。

学生だからといって納期の約束を破っていたりすると、速攻で仕事がなくなります。

また、相手とやり取りする機会も多いので、最低限のビジネスマナーは必須。

ビジネスメールや請求書の出し方くらいは覚えておきましょう。

6.まとめ「学生ライターは慣れれば慣れるほど楽」

ここまで、「学生がバイト感覚でライターになる方法」を解説してきました。

この記事を読んだあなたは、学生ライターになることができるはず。

決して楽なことばかりではありませんが、慣れてくると

・稼ぎ

・働き方

・書くジャンル

あたりを、ある程度自分の思い通りにできるようになります。

齊藤颯人

齊藤颯人

やり甲斐もある仕事なので、ぜひチャレンジしてみてください!

執筆者:齊藤颯人(@tojin_0115)