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ベストセラー『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』の著者から学ぶ、人工知能と人間

「AIに負けないわたしになる」というタイトルですが、プログラミングのコードを記事に載せたり、難しい話はしていないブログです。

というのも、AI研究は博士号をもった研究員の方がされることが多く、学部生のわたしにはまだまだ理解できない部分も多いのです。
しかしながら、AIについて考えること学ぶことは今後生活に関わってくる可能性が大いにあり、完全に理解できなくても色々やってみる姿勢が大事だというコンセプトでブログを書いています。

画像認識をかんたんに試してみる

簡単なAI技術は既に、様々なアプリケーションとして公開されており、IBMのWatsonによる画像からタグ(食べ物や人の顔、色など)を抽出する簡単な画像認識であれば、必要な知識なしですぐできます。

以下のサイトの「Demo」から写真をアップロードすると会員登録なしで気軽に画像認識が試せます。

手順はこちら

上記のWebサイトにアクセスし、写真をアップロードします。

すると、画像が解析され、こんな感じで、写真を表しているあてはまりのよい英単語とその数値が出力されます。

数値は1.0に近いほど当てはまりが高いです。

ワンクリックで、こんなに簡単に画像認識を楽しめるなんて思っていなかったので、テンションが上がりました!

興味を持たれた方は、ぜひ試してみてくださいね!

『AI vs. 教科書が読めない子供たち」の著者・新井紀子氏

さて、最近ようやく理論ではなくより社会に近い視点から

「AIとは何なのか」考える時に

信頼し学ぶことのできる研究員の方を知ることができました。

話題のベストセラー『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』の著者であり、国立情報学研究所の新井紀子博士です。

新井氏のTEDプレゼンテーションは13分で気楽に見ることができ、著書もベストセラーになるくらいわかりやすくて感動しました。

ベストセラー『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』は、出版当時から本屋で何度も目にしましたが、教育関係の棚にあったので、読んでいませんでした。

今回ようやく読むことができました。

新井氏は、東大ロボ君の開発を通して科目によっては人間よりも高い正答率を上げる力がAIにはある一方で、低い点数を取る科目を通してAIの苦手とすることも明らかにしてきた研究者です。

東大合格を目指して開発されているAI・「東大ロボ君」の開発からわかったことをざっくりまとめるとこんな感じです。

AI: 人間と比べて、大量のデータから正確な答えを導き出すことが得意

人間: AIと比べて、少量のデータでも物事の概略や概念をつかむことが得意

TEDプレゼンテーションとベストセラー『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』では、

AIと比べて少量のデータでも物事の概略や概念をつかむことが得意である私たち人間ですが、

全国2万5000人を対象に行なった読解力調査で中学生の1/3は人間の得意である能力を発揮できなかったという事実をふまえ、人間がAIに仕事を奪われるという論争に対して、人間側の教育に警鐘を鳴らしています。

教育の観点からAIについて説明する『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』ですが、AI側・東大ロボ君について知りたい場合は『ロボットは東大に入れるか』が読みやすく勉強になりました。

ブログ「AIに負けないわたしになる」は、いつもAIのことを考えています。

企業のプロジェクトにAIを組み込むとか、

機械学習アルゴリズムの研究といった社会で語られる側面だけではなく、

私たちの毎日の選択や思考の一つ一つが「AIに負けないわたし」になるのに

関係するということを新井紀子博士の研究と提唱から改めて気づかされ、

気持ちを新たにさせられました。

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