「人工知能(AI)の進化でこれからの仕事やライフスタイルが大きく変化する」
そんな話を聞いたことがある人は多いかもしれません。
人工知能について知りたい!
数学は得意じゃないけど、ビジネスや一般常識レベルの知識が欲しい!
だけど、
人工知能に関する本は、
どれもむずかしそうで選べない。
本屋に行っても、
どの本がわかりやすいのか分からない。
この記事を読んでいるあなたは、そんな悩みを抱えていませんか。
私も、3年くらい前に
「一体、人工知能って何だろう???」
「私たちの生活にも影響するなら、どうやって理解していけばいいのかな」
と悩み、ビジネス書からプログラミングの技術書まで「人工知能」に関する本を手当たり次第に読んできました。
この記事では「おすすめ人工知能入門本2018ランキング〜ビジネス・一般編〜」と題し、50冊以上の「人工知能」に関する本を読んできた私が、「人工知能」を知りたい、あなたにおすすめの本のTOP10を紹介します。
大学や人工知能に関わる機関で紹介してもらった本もランキングに入っているので、専門家のお墨付きです!
この記事を読めば、きっと自分にぴったりの1冊が見つかるでしょう!
1位 人工知能は人間を超えるか
人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの/松尾豊
おすすめ読者:ビジネス・一般問わず、万人向け
日本で人工知能といえば「松尾豊 教授」といわれるほど有名な教授が書いた一般向けの本です。
言葉選びが上手で、むずかしい内容をわかりやすく説明されています。本を読みながら、重要だと感じた部分に関してメモを取るとより理解が深まりました。
日本ディープラーニング協会のG検定(人工知能に関するジェネラリスト検定)の指定図書としても採用されている、入門書として3年以上たっても読む価値のある1冊だと思いました。
マンガの方がわかりやすい人は、「マンガでわかる!」バージョンがおすすめです。こちらの内容も単行本とほとんど同じでした。
マンガでわかる! 人工知能 AIは人間に何をもたらすのか [ 松尾 豊 ]
2位 AI vs. 教科書が読めない子どもたち
AI vs.教科書が読めない子どもたち [ 新井 紀子 ]
おすすめ読者:学生〜お子さんのいる大人の方など一般向け
本屋さんにたくさん置いてある2018年のベストセラーです。
詳しくはこちらの記事をどうぞ!著者・新井紀子さんのプレゼンテーション(TED)やIBMのワトソンという人工知能をオンラインで体験する方法も紹介しています。
3位 あたらしい人工知能の教科書
あたらしい人工知能の教科書 プロダクト/サービス開発に必要な基礎知識 [ 多田 智史 ]
おすすめ読者:理系学生、ビジネス向け
理論の概念図や実際の事例などを用いて、「人工知能」について説明されている本です。
大学の講義で参考図書として挙げられていたこともある良本です。
内容が少し難しい部分もあり、あまり一般ウケはよくないと思うので、勉強や業務で必要な人が読む入門書としておすすめです。
4位 あなたを支配し、社会を破壊する、AI・ビックデータの罠
あなたを支配し、社会を破壊する、AI・ビッグデータの罠 [ キャシー・オニール ]
おすすめ読者:人工知能のネガティブな面も知りたい人
AIやビッグデータを「数学破壊兵器」と呼ぶ、ハーバード大学で数学の博士号を取得した著者。具体例を交えて、ネガティブな側面からAIやビッグデータについて切り込みます。
キャシー・オニール氏は日本ではあまり知られていませんが、人工知能に関わる企業でインターンをした時にオススメしてもらって読んだ1冊です。
ページ数は多いですが、多くの人が知っておいた方が良い内容だと感じたため、4位にランクインしました。決して報道されない、その怖さも知ることで人工知能をいろいろな側面から理解できるようになるのではないでしょうか。
5位 ロボットは東大に入れるか
改訂新版 ロボットは東大に入れるか (よりみちパン!セ) [ 新井 紀子 ]
おすすめ読者:中学生から一般
「よりみちパン!セ」という中学生から大人まで読めるシリーズなので、ダントツでわかりやすい本です。人工知能の入門から入って、MARCH合格レベルにある人工知能「東ロボ」くんの開発と現在について書かれています。
ベストセラー『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』の著者・新井紀子氏の研究について、やさしくおもしろく学べたので満足の1冊でした。
6位 図解これだけは知っておきたいAI(人工知能) ビジネス入門
図解これだけは知っておきたいAI(人工知能)ビジネス入門 [ 三津村 直貴 ]
おすすめ読者:就活生、少し詳しく知りたい一般〜ビジネス入門向け
「ビジネス入門」とありますが、イラストがたくさんあって読みやすいので一般書としても十分読める内容です。
人工知能の歴史からビジネスにおける活用法まで紹介しています。
個人的には、本質をついた内容ながらも人工知能のイラストが一番かわいかったので、記憶に残りやすかったのがこの本の未ry区だと思います。
7位 最新人工知能がよーくわかる本
最新人工知能がよ〜くわかる本 人工知能の最新動向を基礎から学ぶ/神崎洋治
おすすめ読者:文章や写真や図解の方が理解しやすい人、一般向け
教科書的な1冊。
中学校の社会や理科の資料集を思い出すような写真や図表が掲載されています。
おもしろさは低いですが、重要な内容を基礎から積み重ねたいというニーズには沿っている本だと思います。
8位 マンガでわかる人工知能
マンガでわかる人工知能 [ 藤木俊明 ]
おすすめ読者:マンガが好きな人、人工知能のことをほとんど知らない人
とにかく手軽に読めるのに、「人工知能」に関する入門知識がつけられる1冊です。内容がわかりやすくて読むのが苦になりません!
マンガだけでなく文章による解説や今後のAIに関する勉強に役立つ情報もあるので、内容もしっかりしている良書です。
9位 AI時代の勝者と敗者
AI時代の勝者と敗者 機械に奪われる仕事、生き残る仕事
おすすめ読者:お子さんのいる大人の方、キャリアについて考えたい人
弁護士、会計士、医者も人工知能で置き換え可能という報道は、どんな理由から行われているのか本質を知りたいという要望にこたえてくれる1冊でした。
400ページもあるので、入門書としては向かないですが、他の本では答えてくれない
じゃあ、人間はAIに負けないためにどうするのか
ということを知れたのがよかったです。
10位 AI白書2019
AI白書 2019/情報処理推進機構AI白書編集委員会
おすすめ読者:G検定を目指す人、人工知能の政策やビジネスに関わりたい人
日本ディープラーニング協会のG検定(人工知能に関するジェネラリスト検定)の指定図書の1冊です。「白書」という名の通り、徹底的に網羅している分、字も細かくて読みにくいし、退屈で眠くなりました。
しかし、信用のおける機関が発行しており、人工知能の政策やビジネスに関わるためにはこれくらい知っておかないといけないレベルを知るためには有効です。
G検定(人工知能に関するジェネラリスト検定)の公式テキストが先日発売されました。
こちらはわかりやすいと好評で、Amazonの評価でも★4.7/5.0となっています。検定試験を受けなくても、読む価値がありました。
深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト) 公式テキスト【電子書籍】[ 浅川伸一 ]
まとめ | 人工知能の定義はさまざま。だからこそ自分で知っておくことが大事
人工知能に関する情報や本はこれからも増えていきます。
しかし、「人工知能」の定義は1つではありません。
ポジティブなものもあれば、ネガティブなものもあります。
そんなときに、専門的でなくても自分の中で「人工知能」とは何なのかなんとなくわかっていると必要以上にメディアの情報に影響を受けずに済みます。
日々進化していく分野だからこそ、この機会に自分にあった1冊で「人工知能」を知ることが、あなた自身で明るい未来を開く第一歩になるでしょう。