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病院人事が作業療法士は結婚できないを完全否定【仕事と両立できます】

作業療法士が結婚できないって本当ですか?そう言われる理由は?
現役の作業療法士は本当に結婚できてないの?実際にところが知りたい
OTが結婚するにはどうすればいいのでしょうか!

このような悩みを解決します。

今回は、「作業療法士は結婚できない」という、真っ赤な嘘を否定するために記事を書きました。

この記事を読むことで、作業療法士はなぜ結婚できないといわれているのか、どうすれば作業療法士が結婚できるのかわかります。

作業療法士が結婚できないという「真っ赤な嘘」【病院人事が解説】

結論からいうと、「作業療法士は結婚できない」なんて大嘘であり、OTは余裕で結婚できます。

理由は、私が勤務している病院やグループ外の作業療法士をたどっても、結婚していない人の方が少ないという現実を知っているからです。

35歳以上で独身の人はほとんどみませんね。

検索してみると、「作業療法士は結婚できない」「作業療法士は婚活しなきゃダメ」のように、無責任でネガティブな意見が目立ちます。

これらは真っ赤な嘘なので、信じないでください。

そもそも、実際に病院で働いてもいない人が、「作業療法士は結婚できない」といえるわけがないですよね。

現実(現場)を知らないのに、妄想だけで人の不安をあおるようなことをするのはやめてほしいです…

なぜ作業療法士は結婚できないといわれているの?

この章では、「なぜ作業療法士は結婚できない」といわれているのまとめました。

調べたところ、理由は以下3つあると思われます。

作業療法士が結婚できないといわれる3つの理由

  1. 給料が安いから
  2. 出会いが限られているから
  3. 激務だから

1.給料が安いから

「作業療法士の給料が安いから」という理由で結婚が厳しいと考えられています。

以下は、総務省統計局が公開しているデータです。

理学療法士と作業療法士は、看護師・准看護師と比べて給与と賞与が低いことがわかります。

年齢差を考慮しても、PTとOTは給料が安いですね。

これは、リハビリ職の専門職としての地位が確立されていないためと考えられます。

PT/OTは専門職であるものの、専門性が低いと思われているということです。

作業療法士になるには、3年制の専門学校か4年制大学を卒業し、国家試験に合格しなければなりません。

決して簡単になれるわけではないのですが、リハビリ職の給料を上げることが難しいのが現状です。

理学療法士と作業療法士の給料が低い理由は、理学療法士と作業療法士の給料が安い5つの理由【給料を上げる方法は?】で詳細をまとめています。

給料を上げたい方や、将来性が知りたい方におすすめです。

2.出会いが限られているから

作業療法士をはじめとしたリハビリ職は、基本的に職場での出会いしかないため、結婚できないといわれています。

冗談抜きで、マッチングアプリや結婚相談所に登録しない限り出会いがありません。

社会に出ると出会いが減るといわれますが、リハビリ職は特に顕著です・・・

実際に結婚している作業療法士は、同じ職場のリハスタッフか、交流がある系列病院に勤務している人と結ばれた事例がほとんどです。

同じ職場で違う部署の人と結婚した人や、まったく別の職種の人と結婚した人はあまりいません。

一般職に興味があって、転職のやり方や注意点が知りたい方は、リハビリ職におすすめ転職エージェント・サイト5選!32社から人事目線で比較をご覧ください。

3.激務だから

作業療法士はの仕事量はが昔と比べてかなり増えていることも、「作業療法士は結婚できない」といわれる原因の1つでした。

OTは仕事に追われて結婚どころではないのでは?と思っている人が多いようですね。

OTをはじめとしたリハビリ職は、サービス残業のオンパレードだと思います。

筆者のもとには、仕事柄ほかの病院の情報が回ってくるのですが、カルテ記入や勉強会は定時が過ぎてからという職場も多いです。

症例発表は任意といいつつ強制参加ですし、休日は自腹で学会に出なければならないこともあります。

かつての日本のような「精神論」が深く根付いているのがリハビリ職です。

働き方改革を国が推進している中で、未だに非効率的・無意味なことを脳死で続けているから、リハビリ職の仕事量だけが増え続けるという状況になっています。

リハビリ職の職場環境は、人事から見てもおすすめできません。

「作業療法士はやめとけ」というように一部から言われていますが、まさにその通りです。

安易な考えで、OTをはじめとしたリハビリ職を選ぶことは避けた方が良いでしょう。

「作業療法士はやめとけ」と言われている理由は、【閲覧注意】作業療法士はやめとけと言われる理由|現役OTの見解は?でまとめています。

作業療法士の結婚相手はどんな人が多い?

この章では、作業療法士はどんな人と結婚しているのかをまとめました。

信頼できるデータがなかったので、人事である私が情報元ですが、実際に結婚している人(OT)のデータなので信頼度は高いです。

当院およびグループ企業(訪問リハ、デイなど)に勤務している作業療法士31名を対象に調査した結果は、以下の通りです。

作業療法士(31名)の結婚相手

  1. リハビリ職(19名)
  2. 看護師(6名)
  3. 一般職(5名)
  4. 医師(1名)

当然ですが、対象者はすべて既婚者であり、結婚した時期については「20代のみ」でした。

晩婚化が進むなかでも、作業療法士は20代のうちに結婚する人が多いようです。

当院は地方の回復期病院です。首都圏だとデータにずれが生じる可能性があります。

1.リハビリ職(19名)

作業療法士の結婚相手で最も多かったのは、リハビリ職で合計19名でした。

OTが結婚したリハビリ職の内訳は、「理学療法士>作業療法士≧言語聴覚士」の順です。

OT同士が最多ではありませんでした。

単純に、PT/OT/STの母数が関係ありそうですね。

作業療法士が理学療法士と結婚した理由については、「同じ患者さん担当になった」ことがきっかけとして多くみられました。

交流がなかったとしても、業務を通じて話すようになり、結婚に至るケースが王道なようです。

2.看護師(6名)

作業療法士の結婚相手で次に多かったのが、看護師(6名)でした。

こちらは「同じ職場で話す機会があったから」という、よくありそうだけどあまり聞かないきっかけです。

男女比としては、男性作業療法士が女性看護師と結婚するパターンが9割(6名中5名)でした。

看護師と結婚するリハビリ職は少ない印象だったので、意外でしたね。

3.一般職(5名)

一般職の人と結婚した作業療法士は5名という結果でした。

出会いの場は合コンと、友人紹介の2パターンです。

一般職の人と結婚するメリットとして、子育てに融通が効きやすいことが挙げられます。

リハ職は休日出勤が多い一方で、一般職ならば休日はほとんどが休みです。

こどもたちの面倒を見やすいという点で、生活に不便はなく、職種が違うからこそ支えあえるようですね。

中には、元OTで今は一般職という事例もありました。

作業療法士は将来性があるものの、給料や環境としてはよくないことを理由に転職した方ですね。

人事の筆者からすれば、一般職を経験したOTは希少価値が高いので、転職するなら一般職が正解だと思います。

理由は、作業療法士から一般企業への転職がおすすめな4つの理由を人事が解説でまとめています。

4.医師(1名)

作業療法士の結婚相手で一番少なかったのが、医師(1名)でした。

まあ、当然でしょう。

ところで、「作業療法士が医師と結婚できるわけがない」みたいなことを書いている記事を見かけましたが、根拠はあるのですかね。

筆者は、作業療法士が医師と結婚しているという事実をこの目で見ています(女性作業療法士が男性医師とくっついたパターンのみですが)。

作業療法士でも医師と結婚できると聞けば希望がわきますが、実際の条件は「学生時代から付き合っていた」というシビアなものです。

大学から付き合っていて、彼氏が研修医になったor研修医が終わったら結婚という流れがほとんどなので、大学の医学部を卒業した人でないと医師との結婚は難しいでしょう。

4~7年付き合ってフィニッシュしたパターンでしたが、よくそんなに付き合えるなぁと個人的に感心しています。

結婚できない作業療法士にしてほしいこと2つ

ここでは、結婚したいけどできない!という作業療法士が、結婚するためにしてほしいことをまとめました。

結婚相談所やマッチングアプリはお金がかかりすぎるのでおすすめしません。

無料でできる方法を2つご紹介します。

結婚できない作業療法士にしてほしいこと

  1. 出会いの機会を増やす
  2. 転職する

1.出会いの機会を増やす

まずは努力して改善できることから始めたらよいかと思います。

出会いの機会を増やす方法はシンプルで、職場の異性に話しかけることです。

飲み屋に行ったり合コンに参加したりすることも手段としてありますが、まずはハードル低めな職場の人を狙いましょう。

OTに限らずリハビリ職は、性格的に穏やかな人が多く話しかけやすいですし、看護師とも仕事の話題ならいくらでもあるはずです。

職場に良い異性がいない場合でも、あなたがそう思い込んでいるだけで、結婚したいと思える人はいるかもしれません。

2.転職する

作業療法士を続けていては、給料や業務面で結婚できないということも考えられます。

そういうときは、思い切って転職することがおすすめです。

OTとしてより良い環境へ転職するよりも、思い切って一般職に転職することをすすめます。

なぜなら、一般職経験のあるOTは希少価値が高く、今後のキャリアでも活きてくるから。

また、作業療法士は有資格者しかなれないため需要が安定しており、転職に失敗した場合は復職しやすいです。(作業療法士の将来性については、作業療法士の就職は厳しい?OT需要は今後高まる一方です、でまとめています。)

OTの転職失敗リスクが低いというメリットを活かして一般企業へ転職すれば、キャリアだけでなく人生設計も希望通りに組みなおせるでしょう。

結婚を急いでいる方や、OTの将来に不安がある方は、一般職への転職もお考え下さい。

作業療法士を1年目や2年目でやめたい…転職してもいいの?

作業療法士を転職するといっても、年次によってどうしていいのかわからないと思います。

特に、1年目や2年目にとっては。

結論、作業療法士を転職するなら、1年目や2年目の方が有利なことも多いです。

なぜなら、若い作業療法士が不足していて、どこでも需要が確保されているから。

若い作業療法士は、採用コストがかかっても維持コストが安く、将来性があるので人気です。

だから、1年目だからとか、2年目だからとかで躊躇しなくていいんです。

むしろ、先に動いた方が給料が増えやすいですし、人間関係のストレスからも解放されます。

1年目~3年目の方でやめてもしてもいいのか悩んでいる方は下記も参考にどうぞ

>>>作業療法士を1年目で辞めたい…やめたほうがいい理由を人事が解説

>>>作業療法士を2年目でやめたい…転職が余裕な理由とやめても平気なワケ

まとめ:作業療法士は結婚できるけど共働きの可能性大

「作業療法士は結婚できない」という説は真っ赤な嘘ですが、共働きになる可能性は高いです。

なぜなら、給料が安くて業務量が多いから。

OTは昇給・昇進もほとんどないので、若手であっても10年後に年収が数百万円アップするなんて期待しないほうがよいでしょう。

OTは結婚はできますが、生活がきついかもしれないので注意してください。

最後に、本記事の内容をまとめますね。

「作業療法士は結婚できない」といわれている理由は以下の3つです。

作業療法士が結婚できないといわれる3つの理由

  1. 給料が安いから
  2. 出会いが限られているから
  3. 激務だから

当院およびグループ企業(訪問リハ、デイなど)に勤務している作業療法士31名を対象に調査した、OTの結婚相手は以下の通りでした。

作業療法士(31名)の結婚相手

  1. リハビリ職(19名)
  2. 看護師(6名)
  3. 一般職(5名)
  4. 医師(1名)

結婚したいけどできない作業療法士は、以下の2つから始めましょう。

結婚できない作業療法士にしてほしいこと

  1. 出会いの機会を増やす
  2. 転職する

まずは、職場の人に話しかけるなど、できることから始めましょう。

お金をかけなくても、いい人とは出会えます。

OTの将来性に不安がある方や、本当に結婚を急いでいる方は一般職への転職も視野に入れましょう。

なぜなら、一般職経験のあるOTは希少価値が高く、今後のキャリアでも活きてくるためです。

万一転職に失敗しても、OTは復職しやすいというメリットがあるので大丈夫ですよ。

悩んだら、転職のプロである転職エージェントに相談すれば安心して考えられますよ。

今回は以上です。