「留学中だけれど、ホームステイ先での会話が聞き取れない」
「語学留学のスクールの授業が全く聞き取れなくて、この先不安・・・」
こんな不安がありますよね。
英語が聞き取れないという解決策としては、留学中にできるだけ多くの英語のシャワーを浴びることです。というのも、英語が聞き取れない悩みの原因は、インプットの少なさにあります。
留学は英語を聞き取るための絶好の機会です。
積極的に英語を話す機会を作れば、留学先での友人との会話が聞き取れるだけでなく、ホームドラマや映画鑑賞をしても内容が聞き取れるようになります。
しかし、英語が聞きとれないと悩んでばかりいるようでは、留学中の授業はちんぷんかんぷん。ホームステイ先でも会話が続かないままです。
そこで今回は、イギリス留学を経験した私が「英語が聞きとれない悩みはリアルな英語を聞くことで解決できる」と感じた理由をエピソードと共にご紹介します。
もくじ
英語が聞き取れない原因は?英語を聞く量を増やそう
英語が聞きとれない原因は、英語を聞く機会の少なさにあります。つまり、英語を聞く量を増やすことで自然と英語が聞き取れるようになってきます。
そもそも、日本での生活では英語を聞く機会はほとんどありません。ニュースを見ても、親切に字幕が付いていますし、海外ドラマには色っぽい声優さんが音声の吹き替えをしています。
しかし、留学をすれば、授業はもちろん、レストランやカフェでの食事中、ショッピングや観光中でも絶えず英語が耳に入ってきます。つまり、留学は英語を聞きとるための絶好の機会です。
留学を英語の聞きとり練習のチャンスと考え、授業中や会話では「英語が聞きとれない」と感じても構わないので、とりあえずボーっと英語を聞いてみましょう。
英語が聞きとれないなら毎日聞こう
留学中は、語学スクールの先生やホームステイ先の家族同士の会話を聞く、ホームドラマや映画を観る機会を意識的に作り、毎日英語を聞く習慣を付けましょう。
英語が聞きとれないと感じる人の多くは、「英語を聞いても意味がわからない」からとそもそも英語を聞くのを諦めてしまいます。
しかし、すでに多くの人は「sports(スポーツ)」や「drive(ドライブ)」、「watch(ウォッチ)」や「movie(ムービー)」といったカタカナ英語を知っているので、知っている英語の音はボーっとしていても耳が反応することがあります。
なので、英語の聞きとりを「英語の意味の理解」と考えるのではなく、「今知っている英語はいくつあり、どれだけ聞けるのか」と考え、知っている、聞ける英語が少なければ英単語やフレーズは後から覚えてもいいかなという軽い気持ちで聞く習慣を付けましょう。
聞きとれない英単語やフレーズは目と耳でインプット
英単語やフレーズは、イラストやアニメーションを目で見て、単語やフレーズの音を頭にインプットしましょう。
イラストやアニメーションを目で見て、単語やフレーズを理解すれば、英語からわざわざ日本語に訳す必要がありません。英語を聞いたままの理解ができるので、英単語やフレーズは動画のチェックをおすすめします。
https://www.youtube.com/watch?v=lJ6srKbjMZc
「cup(カップ)」や「mug(マグ・マグカップ)」などの英単語の発音と一緒にイラストをチェックできます。
英単語を日本語で訳さずにイラストを見ながら、チェックできるので、頻繁にチェックすれば、英語を英語のままに理解する力が育っていきますよ。
語学スクールで耳にする「open your book(開いて、本を)」や「stand(立って)」のフレーズをチェックできます。
簡単な英語ですが、チェックしておけば語学スクールの授業中に先生から突然言われても、すぐに反応できるようになりますよ。
1日のルーティン表現をアニメーションを見ながらチェックできます。
動画をチェックすれば、留学前から自分の1日を英語で言ってみる、書いてみる習慣にもなるので、聞きとりに合わせた学習につなげることもできますね。
宝探しのように聞ける英語を見つけていった【私の体験談】
初めてイギリスに留学した私は、「The British Museum(大英博物館)」前に広がる芝生の上に横たわる人に片っ端から「Hello(こんにちは)」と声をかけていました。
夏の日差しが暑い日は、中学時代に習った「Hot(暑い)」「Weather(天気)」「Like California(カリフォルニアのよう)」という短い単語を相手の話から聞きとり、話の内容を読み取っていました。
「この人はどうやら気温や天気について話しているみたい、カリフォルニアには行ったことはないけれど、この暑さは湿気もなくカラっとした晴天でカリフォルニアの天気に似ているんだ」
となんとなくでも話が理解できることに喜びを感じていました。
もちろん、留学したばかりの頃は「英語が聞きとれない、意味がわからない」と悔しくなり、授業に向かうのも外に出るのも辛いと感じた時期がありました。
しかし、運がいいことに留学中に私を指導してくれた先生は沖縄県に留学をした経験のある先生でしたので、日本語で私の悩みを聞き、どうすればいいのかの方法を伝授してくれたのです。
先生のアドバイスを受けた私は、
「Hello(こんにちは)」
「How do you do?(ご機嫌いかが?)」
「What do you do?(何をしているのですか?)」
「Why do you do?(なぜしているの?)」
といった質問表現、そして先生から受けた聞きとりポイントを書き込んだノートを手にすぐに学校の門をくぐり街へと繰り出していました。
英語が聞きとれることは、まさに宝探し。
聞けない英語の多さを嘆くよりも、聞ける英語を1つでも見つけられる楽しさは、英語の聞きとりを少しずつでも上達させられたと感じます。
先生のアドバイスはたったの3つ
- 英語を毎日、音楽を聞くようにリラックスして聞くこと
- 日本語を覚えた時のように言葉と物はセットで覚え、聞けたらラッキー、ハッピーと感じること
- 英語を一生懸命に日本語に訳さないこと
先生が言うには、多くの日本人は真面目すぎるから英語を完璧に理解しようと、完璧な意味に訳そうとする、そして訳せないから聞きとれないと考えてしまう傾向にあるといいます。
また、イギリスから沖縄に留学した先生自身、
「日本語の表現を100%、英語に置き換えることは文化も歴史も価値観も違うイギリスと日本では難しいですし、アメリカ・ドイツ・イタリアといった他の国の言葉だって100%を日本語で訳すなんてできないですよ」
と言い、「sunny(晴れ)とかcloudy(くもり)みたいなすぐに分かる英語が会話の中で聞けたらラッキーと思えばいいんですよ」と話してくれました。
英語が聞きとれないと感じる方は、先生の3つのアドバイスを試してみるのもおすすめです。
まとめ:楽しく聞く習慣を身につけよう
英語が聞きとれるようになるには、毎日英語を聞く習慣を付けることが大事でした。
英語を聞く習慣がつけば、耳が英語に慣れてくれるので、まずは英語が聞けない悩みを解決してくれます。聞けない悩みが解決できたら、今度は知らない単語やフレーズを知りたくなります。
知りたい意欲が湧いてきたら、今回紹介した言葉とイラストやアニメーションがチェックできる動画をチェックしてみましょう。
また、英語の聞きとりがなかなか上達しないと嘆く方は【私の体験談】で紹介した先生の3つのアドバイス「毎日聞く・聞ける英語が見つかったらラッキー・一生懸命に日本語に訳さない」を参考に、宝探しをするように楽しみながら英語をとにかく聞いてみるようにしましょう。
おまけ:聞きとれないのは言葉がつながっているから
以下の動画では、ネイティブのようにナチュラルな英語を話すための「Connected speech」が紹介されています。
「Connected speech」をチェックすれば、聞きとれないと感じている英語も少しずつ聞きとることができるようになっていきますよ。