「就活が始まるけどTOEICは勉強した方が良いのだろう?」
「TOEICって何点からエントリーシートに書く?」
そんな疑問を持ったあなたに向けた記事です。
この記事では企業の求める英語力や実情について例を出しながら、TOEICをやるべきかどうなのかの判断材料を提供します。
もくじ
TOEICは就職に有利!企業の75%が英語を使っている事実
結論的には、TOEICは就職に有利です。
TOEICができないよりはできたほうが間違いなく就職に有利であり、就職の幅を広げることができます。
IIBC(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会)の「上場企業における英語活用実態調査2013年」報告書によると、企業の75.0%が業務を使用している部署や部門があるそうです。
英語ができると有利になるというよりも、英語ができて当たり前といった時代になっていますね。
TOEICをオススメする4つの理由
英語の必要性の高さについては分かってもらえたかと思います。
しかし、ここでまた一つ疑問が生まれた方もいるかもしれません。
「英語力が示せれば良いのならTOEIC以外でもいいんじゃね?」という。
しかし、今のところTOEICが一番おすすめであり、理由は下記のとおり
- 比較しやすい
- ビジネス英語を勉強できる
- 教材が豊富
- 気軽に受験できる
詳しく説明していきます。
比較しやすい
まず理由の1つ目として挙げられるのは比較しやすさです。TOEICを利用している企業が多いため、採用官側は書かれている得点でどの程度の技能を持っているのかを細かく把握しやすいと思います。
28.5%の企業が採用試験でTOEICを実施し、69.3%の企業が入社希望者が「特技・資格」として提出したTOEICのスコアを参考にしているそうです。
また都道府県ごとに基準の違いはありますが、教員採用試験で実技試験の免除や得点の加点がされます。
この点から見てもTOEICの勉強をして高得点を目指しておいても損はないことがわかるはずです。
ビジネス英語を勉強できる
英検は教育や科学、医療やテクノロジーなど様々な出題がされます。しかし、TOEICはビジネスシーンに関する内容が多いためより社会に出たときに役に立つと思います。
教材が豊富
TOEICは需要の大きさからかたくさんの教材があり、自分のレベルに合わせて細かく教材を選ぶことができます。
とはいえ、教材コレクターは無意味なので、一つの参考書を繰り返しやることをおすすめします。
気軽に受験できる
英検は年に3回しか受験することができないのに対して、TOEICは年に10回受験することができます。
1年に1回だとモチベーションも維持できないのですが、年1010回あれば短期集中でモチベーションを維持しながら勉強できますよね。
スコアは最低でも600点を獲得しよう!
次に気になるのは「低すぎたら書く意味なさそうだけど、エントリーシートに書くとしたら何点なら書いても大丈夫なの?」ということだと思います。
「低すぎたら評価が逆に下がりそう」とか色々考えちゃいますよね。
参考として、
●国際部門に求めるスコアが750点
●全社員に求めるスコアは600点
なので、エントリーシートに書く場合は600点以上なら書いても問題ありません!
TOEIC公式サイトに行けば各回のスコア分布や平均スコアを見ることができるのでそれを参考にするのも良いでしょう。
他の就活生との差別化を図る場合には国際部門でなくても、国際部門で求められる750点を取ることを目指しましょう。
英語力だけじゃない!就活でアピールできること
「750点どころか600点ですら到底点数が足りない!」という人は、まずはスコア600点以上獲得を目指して勉強していきましょう。
今は低いスコアでも得点を上げることができれば、苦手なことにも計画を立てて目標を達成することができるというアピールもできます。
社会人は、自己研鑽と遂行能力が必要です。途中で仕事をほったらかす人はダメですし、成長意欲もないと企業から必要とされません。苦手なことにも挑戦することもあります。
その辺りを上手く面接でいうことでアピールポイントになるでしょう。
就職後にも必要?
TOEICが必要になるのは就職活動の時だけではありません。入社してからも異動や昇進・昇格の条件になることもあります。また、定期的にTOEICの受験を義務付ける会社も増えてきています。
6割の企業で異動や昇進・昇格の条件に
15.8%の企業がTOEICのスコアを異動や昇進・昇格の条件にしています。また、そうではない企業も将来はそうする可能性があると回答した企業が約半数以上を占めていて、今後のTOEICの重要度が高まっているのがわかります。
また、主任・係長クラスと課長以上の役職の昇進・昇格条件のスコアが上昇傾向にあるということなので早めに勉強しておいても損はないでしょう。
海外赴任・出張に求められるスコア
海外赴任の際に求められる平均スコアは695点で、海外出張の際に求められる平均スコアは675点です。
また、中途採用社員に求められる平均スコアは710点になります。
まとめ
まとめると、
就活で必要なスコアは・・・
●エントリーシートに書くことができるのは600点以上
●就職活動の際にアピールしたい場合は750点以上を目指しましょう!
入社後に必要になるスコアは・・・
●海外赴任の際に求められる平均スコアは695点
●海外出張の際に求められる平均スコアは675点
●中途採用社員に求められる平均スコアは710点になります。
企業ではグローバルな人材の需要が高まっていて、異動や昇進・昇格をする上での条件になるなど仕事をする上で英語は切っても切れないようになってきています。
また、日本の人口減少もあり外国人労働者の受け入れや、外国人の方と対応する機会は増えてきています。
そんな状況の中、就活生の英語力を比較しやすいTOEICで高スコアを獲得できれば企業に対して他の就活生と差別化を図ることができます。
TOEICはビジネス英語を勉強でき、教材も豊富にあり、年に10回も受験することができるのでオススメです。
入社してからも異動や昇進・昇格、転職と何かと必要になるTOEIC。
自分で自由に時間を割り当てられる学生のうちだからこそ、就職前にTOEICの勉強をして周りの同期たちに差をつけちゃいましょう!!