「海外留学のメリットを知りたい」
「どうしてみんな海外留学をするの?」
「留学をすると人生が変わるって本当かな?」
この記事を読んでいるあなたは、
海外留学をすることで得られるメリットを探しているのではないでしょうか。
留学から帰ってきた友人と話をしたり、Youtubeで留学の動画を見たりすると、
「私も留学に行ってみたい!」と思いますよね。
しかし、
「英語は日本でも学べるし、みんなどうして留学に行くんだろう?」
とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そこで、
実際に2018年にカナダへ半年間の語学留学をしていた私が、留学のメリットを7つ厳選。
語学力の向上だけではなく、
性格や価値観まで変えてくれる留学のメリットを1つ1つ解説します。
この記事さえ読めば、
友達から「それ日本でも出来るやん」と言われて悔しい思いをせずに済みますよ。
留学をするメリットさえ押さえておけば、
失敗しない留学をすることが出来るのではないでしょうか。
もくじ
1.日本から留学する人は、毎年約14%増えている
「留学ってみんなしているのかな?」
「実際にどのくらいの人が留学をしているの?」
あなたの知り合いで、留学を経験したことがある人は何人いますか?
おそらく、大体3人程度。
多くても10人はいないのではないでしょうか。
これだと、「留学=普通はしないこと」のように感じてしまいますよね。
しかし、実際はそんなことありません。
留学をしている日本人は想像以上に多いことを知っていましたか?
JASSOの2018年度のデータによると、
平成30年4月1日から平成31年3月31日までに留学をした日本人の数は、
なんと11万人以上も存在します。
そして、この留学生の数は年々増えているのです。
2010年度から2018年度の留学生の数をグラフで表してみました。
グラフを見ると、2010年度から毎年、留学生の人数が増えてきていることが分かりますね。
ざっと計算をしてみると、なんと年々平均14%ずつ留学生が増えていました。
グローバル化が進んできた今、留学という選択が普通になるのも時間の問題ですね。
原田口昂弘
留学をしている人って、意外と多いんだね。しかも、毎年増えているんだ!
2.【メリット7選】留学によって自分だけの特徴を見つけよう
「大学生が留学をするメリットってなんだろう?」
「留学って今後の人生にどう役立つのかな?」
大学生なら誰もが一度は留学を考えるのではないでしょうか。
せっかくの大学生活。
時間がたくさんあるうちに、
英語のスキルを磨いたり、海外の雰囲気を体験したりしたいですよね。
そしてなんと、留学のメリットはこれだけではありません。
実際に私が、半年間のカナダ留学を経て感じたメリットは、大きく分けて7つあります。
- 日常的な英会話を身に着けることで、帰国後の人脈が広がる
- 他の人との差別化になるから、就職活動で有利になる
- 日本について話す機会が増えるから、日本に詳しくなる
- 様々な文化に触れることで、今までの固定概念が消えていく
- 世界中に友達を作れるから、旅行した時の楽しみが増える
- 自分の意見を言うことで自信がつき、嫌いだった自分を好きになれる
- 誰も知らないところで生活をするから、周りを気にせず自分を表現できる
これら1つ1つについて、私の体験談を交えながら深掘りしていきます。
2-1.日常的な英会話を身に着けることで、帰国後の人脈が広がる
海外留学をすることで、日常的な英会話力が身につきます。
例えば、
「Hello.」や「How are you?」といった簡単な挨拶から、
「週末、何をして過ごしていたの?」とか
「あそこのスーパーは、お肉を安く買えるよ!」といった、超日常的な会話まで。
数ヶ月もすれば、英語を使って日本と変わらない暮らしが出来るようになります。
そして、意外なことに、
留学が終わって帰国してからも、日本で英語を使う場面はたくさんあるんです。
日本で英語を使う場面とは?
例えば、外国の方に道を聞かれた時。
英語が世界の共通言語となってきている今、
わざわざ日本語で道を尋ねてくれる外国人は少ないです。
みんな当たり前かのように、
「Do you speak English?」と聞いてきますよね。笑
留学に行く前の私は、「No…Sorry…」としか答えられませんでした。
しかし、留学を経験してからは自信を持って「Yes!」と答えられるようになり、
英語で道案内をしてあげることが、よくあります。
私が考える日本で英語を使う一番のメリットは、人との繋がりが広がること。
日本にはなんと280万人以上の外国の方がいます。(出入国在留管理庁の2019年6月末のデータ)
つまり、英語が話せるだけで、これだけの人と会話が出来るチャンスが増えるということです。
特に外国人はラフな方が多い印象。
友達を増やしたい人には大きなメリットになりますね。
原田口昂弘
英語が話せるだけで、日本に住みながらでも280万人以上の外国人と話せるようになるんだね!
2-2.他の人との差別化になるから、就職活動で有利になる
留学経験は、就職活動で有利になるケースが多いです。
理由は、下の2つ。
- 英語力は即戦力になり得る
- 豊富な経験をアピール出来る
グローバル化を目指す企業が増えているため、
英語を話せる人材を確保したい企業が多いのは間違いないでしょう。
また、留学をすると、普通では出来ない経験をすることが出来ますよね。
日本と違う場所・環境で生活をすることは、人間的な成長に繋がり、
他の就活生との差別化を図ることも出来ます。
- 相手の気持ちをより考えられるようになった
→「どうやったら相手に伝わるか」を考えるようになるから - 「出来ない」ではなく「今ある力でどうにかしよう」と考えるようになった
→自分が知っている単語だけで、思っていることを伝える必要があるから - 人の長所を見つけるのが得意になった
→海外の人はすぐに褒めてくれるから。
ex)街中で歩いていたら「あんたの髪型素敵だね!」といった感じ。
原田口昂弘
大学生のうちに留学を経験することで、将来の就活が楽になりそうだね!
2-3.日本について話す機会が増えるから、日本に詳しくなる
海外に出ると、こんな質問をされることがあります。
- 日本という国を説明して欲しい
- 日本人ってどういう民族なの?
- 日本のいいところ・悪いところは何?
これらの質問にあなたは答えられるでしょうか。
恥ずかしながら、留学に行く前の私は答えられませんでした。
「そんなこと考えたこともなかったな。。。」といった感じ。
海外に出てみて、初めて自分が日本のことをよく知らないのだと痛感させられました。
もしかしたら、私と同じような感覚を覚える人も多いのかもしれませんね。
しかし、海外ではよくある話題です。
私は20年くらい日本に住んでいるのに、
こんな素朴な疑問に答えられないことがすごく恥ずかしかったです。
留学を通すことで、日本について改めて知るいい機会になるのではないでしょうか。
原田口昂弘
確かに20年くらい住んでいる土地のことを知らないのは、少しおかしな話だね。
2-4.様々な文化に触れることで、今までの固定観念が消えていく
留学をすると、日本では体験できない様々な文化に触れることが出来ます。
例えば、料理や生活習慣。
なんとサウジアラビア人は、手を使って食事をします。
それも、右手限定。
この理由は、
サウジアラビアでは宗教上「左手=不浄の手」とされているからです。
実際に私も留学中、サウジアラビア人に教えてもらい、右手を使って食事をしてきました。
最初は難しかったし、「なんか汚くない?」と思っていたのですが、
意外とやっていくうちに慣れてきます。
これが私の中で、
「料理=お箸やフォークを使って食べるもの」という固定観念が消えた瞬間した。
一度固定観念がなくなると、面白いくらいに世界が変わります。
- 何事に対しても、挑戦できるようになる
- 相手の考え方を認められるようになる
- 常識と思われていることに対して、疑問を持つようになる
日本ではあまり宗教や異文化を身近に感じることが少ないのではないでしょうか。
だからこそ、こういった文化を知るのは面白いですよね。
移民の国「カナダ」は、国内になんと735万人以上もの移民がいます。
街中を歩くだけで様々な人種を見れるので、異文化体験をしたい人には間違いなし。
原田口昂弘
色んな文化に触れて成長できるのは、留学の醍醐味だよね!
2-5.世界中に友達を作れるから、旅行した時の楽しみが増える
留学をすると現地の人だけでなく、世界各国から来ている留学生とも仲良くなれます。
例えば、
カナダに半年間の語学留学をした私は、
- 韓国
- ブラジル
- スペイン
- イタリア
- サウジアラビア
- ポルトガル
などなど、カナダ人以外にも友達を作る事が出来ました。
世界中に友達を作るメリットは、大きく分けて2つ。
- 帰国後にもSNSから現地の生活が見れる
- 海外旅行に行くときに楽しみが増える
留学の時だけでなく、
SNSや旅行を通じてまた出会えるなんて、とても素敵だと思いませんか。
さらに、ネットが普及した今だと、
電話をつなぎながら同じゲームをしたりするのも楽しそうですね。
原田口昂弘
留学が終わってからも、世界各国に友達がいれば楽しく過ごせるね!
2-6.自分の意見を言うことで自信がつき、嫌いだった自分を好きになれる
自分の意見をちゃんと言うのってかなり難しいですよね。
なんとなく周りの目が気になったり、
「こんな事言って嫌われないかな?」と不安になったり。
でも、自分の意見を言わないと、周りから面白くないやつだと思われるし。。。
私は留学をする前、ずっとこのように考えていました。
そして、「これは性格の問題だから、ずっと治らないんだろうな」とも思っていたのです。
しかし、留学をしてからは考え方がガラッと変化。
自分の意見をちゃんと言えるようになりました。
私が自分の意見を言えるようになったのは、海外の雰囲気を経験したからに違いありません。
私が考える「海外の雰囲気」とは、これら2つのことです。
- 基本的に人のことを否定しない
- みんなが自信を持って、発言をする
どういうことか、具体的なシーンを例にして説明します。
例えば、語学学校の授業中に先生から質問をされたとき。
私のクラスでは必ず最低1人は手をあげて質問に答えていました。
そして、たとえその答えが間違えていたとしても、誰もバカにしません。
むしろ「それもいい意見だね」という空気感になります。
分からなくても言う、とりあえず言ってみる。
これが海外のスタンスでした。
1度このような雰囲気を経験すると、
「自分の思っていることを発言してもいいんだ!」と実感できます。
意見をどんどん言う環境に入れば、
帰国後も自分の意見を素直に言えるようになるのではないでしょうか。
原田口昂弘
今自分の意見があまり言えない人でも、環境さえ変われば言える人になっていくんだね!
2-7.誰も知らないところで生活をするから、周りを気にせず自分を表現できる
「今の自分を変えたいな。」
そう思っていても、なかなか簡単には変えられないですよね。
今まで作ってきた自分のキャラがあるし。。。
友達から「ちょっと変わったね」と言われるのも、なんか嫌だし。。。
もしあなたがこんな風に考えているのならば、留学を選択肢に入れてみましょう。
留学先では、誰もあなたのことを知らない状態から生活できます。
なので、周りを気にせずに自分を変えることが出来るんです。
例えば
- 大人しい性格→明るい性格に変えてみる
- ずっと試したかった奇抜なファッションをしてみる
- 今までは話したことのない友達と会話してみる
といったように、
本来は友達から「なんか変わったよね。」と言われてしまうようなことでも、
全く周りを気にする必要がありません。
わざと0からのスタートを作ることで、
今まで隠していた自分を表現できるようになるかもしれませんよ。
原田口昂弘
誰も知らない場所での生活することで、本当の自分が見えてきそうだね!
3.【デメリット3選】失敗したと思われない留学にしよう
「海外留学のデメリットってなんだろう?」
「大学生のうちに留学をしてもいいのかな?」
留学という、100万円以上のお金・1年以上の長い時間を使う大きな決断。
だからこそ、ちゃんとデメリットも知っておきたいですよね。
実際に私が半年間のカナダ留学を経て感じた「留学のデメリット」を3つご紹介します。
3-1.国や期間によっては、100万円以上の費用がかかる
まず分かりやすい海外留学のデメリットは、かなりの費用が必要になること。
具体的には、
- 最安で留学をしても、12万円
- 1年間の語学留学で、120~400万円
- 海外の大学に通うなら、1年で220~660万円
やはり、1年以上の留学には100万円以上かかってしまうのですね。
原田口昂弘
やっぱり費用は気になるところだよね。親の力とか使わないといけないのかな?
3-2.海外の食事に合わない人は、ストレスに追われる日々になる
海外留学をすると、日本とは違う料理や生活習慣などを経験することになります。
例えば、今まで見たことのないサイズのお肉や時間通りに来ない電車など。
もちろん良いことです、こういった文化の違いを経験するのは。
しかし、どうしても体に合わない人がいるのも、また事実ですよね。
日本には生息していない虫や食べ物もあるので、
最悪の場合、食中毒になってしまう人も少なくありません。
食中毒になると、せっかくの留学を楽しめないもの。
なので、旅行先や慣れない環境で体調が変わってしまう人は、
なるべく清潔な国に留学をするようにしましょう。
原田口昂弘
1日に3回ある食事が体に合わないと悲惨なことになるね。。。
3-3.自分から動かないと、何も得られないかも【100万円が水の泡】
「海外留学をしても何も得られなかった」
と言っている方。
実は、留学先で自分から行動をしていない場合が多いんです。
厳しいようですが、
ただただ語学学校に行くだけでは、そこまで英語力は伸びないし、
目的なしで留学をしても、人生に大きな影響があるわけではありません。
留学で最も大事なことは「自分から行動をすること」だと私は思います。
自分から友達を遊びに誘ったり、積極的に話しかけてみたり。
これをすることで、留学でよりメリットを得られるようになります。
なので、自分から行動をしないならば、100万円以上のお金が無駄になってしまうでしょう。
原田口昂弘
日本にいても同じだけど、やっぱり自分から動かないと何も始まらないんだね。
4.英語を学ぶなら?【留学vs日本で学ぶ】
「留学に行ったら、本当に英語を話せるようになるのかな?」
「日本にいても、英語は勉強できるのでは、、、?」
という疑問にお答えします。
確かに、留学をせずとも日本で英語を学ぶことは出来ます。
しかし、留学で身に付く英語と日本の学習で身に付く英語は全く別のもの。
これについて細かく説明していきます。
4-1.留学と日本での学習は得られる英語のスキルが違う
まず、英語力は4つのスキルに分ける事ができます。
- speaking:話す力
- listening:聞く力
- writing:書く力
- reading:読む力
これらは、TOEICや英検でも同じようにジャンル分けされていますね。
そして、留学で身につくのは、
- speaking:話す力
- listening:聞く力
日本の学習で身につくのは、
- writing:書く力
- reading:読む力
つまり、留学と日本で英語を学ぶのとでは、身につくスキルに違いがあるのです。
もちろん、留学をしても”writing”や”reading”は上達するし、日本で学んでも”speaking”や”listening”は上達します。
ただ、学習効率が悪くなってしまうのです。
なので、自分が何のスキルを身につけたいのか決めてから、
本当に留学をするべきかどうかを考えてみましょう。
原田口昂弘
一言で英語力といっても、4つのスキルに分類されるんだね。
4-2.海外の人と話せるようになりたい方は『留学』がオススメ
「speaking」と「listening」が身に付く留学は、
- 海外の人と話せるようになりたい
- 字幕なしで海外の映画を見れるようになりたい
といった方にオススメです。
留学をするとなぜ英語を話せるようになるのか。
それは、日本で学習するよりも圧倒的に英語を聞く回数が増えるからです。
- 友達と話すとき
- スーパーで買い物をするとき
- 電車に乗っていて聞こえるアナウンス
留学をすると、これら全てを英語で行うことになります。
つまり、日常会話が全て英語になるため、自然と話せるようになっていくということですね。
ここでポイントが1つ。
なんと日常会話に難しい言葉はほとんど出てきません。
日常会話で使われている英語は、実はとても簡単なのです。
中学英語さえ完璧だったら、英語は話せると言われているくらいに。
なので、「留学=難しい英語を覚えられる」ではなく、
「留学=簡単な英語を素早く出せるようになる」といったイメージが正解です。
原田口昂弘
留学をすることで身につくのは、難しい英語ではなく簡単な英語をすぐ出せるようになることなんだね!
4-3.論文を読んだりTOEICでいい点数を取りたい人は『日本で学ぶ』のがオススメ
「writing」と「reading」が身に付く日本での英語学習は、
- 英語で論文が読めるようになりたい
- TOEICや英検で良い点数を取りたい
といった方にオススメです。
日本での英語学習は、
基本的に話すことよりも、難しい英語を読めるようになることが目的。
大学受験の英語なんかが分かりやすいですね。
speakingの試験はほとんどなく、listeningは配点がとても低くなっています。
代わりに、難しい単語がある長文問題や難解な文法問題を解かせる形式なのです。
留学では、簡単な会話を何度も練習することになるので、試験の点数に影響が出ない場合も多いでしょう。
なので、「writing」や「reading」を極めて、試験でいい点数を取りたい人は、
日本での英語学習をオススメします。
原田口昂弘
試験でいい点数を取りたいだけだったら、別に留学をする必要はないんだね!
5.【まとめ】様々なメリットがある海外留学で、新たな人生に挑戦しよう
「留学をきっかけに自分の性格を変えたい。」
「英語を話せるようになって、人生の選択肢を増やしたい。」
こんな風に考えている人には、心から留学をオススメします。
この記事でお伝えしたように、
- 英語力の向上
- 性格が明るくなる
など様々なメリットがある留学。
現地で自分から行動をすれば、人生を変えること間違いなし。
留学をきっかけにして、本当になりたい自分を手に入れてみましょう。